吉本騒動、芸人発言への賛否がヤフコメとTwitterで大違い。世代間の対立?
ハリセン春菜の発言にも真逆の反応
芸人だけでなく、世の中も世代間闘争?
そもそも、太平サブローのコメントも、近藤春菜のコメントも、自らが所属している事務所の騒動に対する、正直な気持ちです。 けれども、1980年代の漫才ブームで活躍し、その後いったん吉本興業を離れたのち戻った経緯も含め、苦楽を乗り越え、現在は関西中心に活躍するベテラン・63歳の太平サブローと、2004年にデビューし、出演番組数ランキング上位の常連になるなど実力も人気もあり、全国区のタレントとしてキー局を中心に第一線で活躍中の36歳の近藤春菜では、考え方が違って当然かもしれません。 同様に、この騒動を見守っている、年齢層が高いヤフコメユーザーと、若年層もたくさんいるTwitterユーザーの意見が相違してもなんらおかしくはないでしょう。 大きくまとめると、「吉本興業の体制に不満を持つ芸人は、嫌ならやめればいい」という意見が多いのがヤフコメ。対して、「芸人が不満をもたない会社を作っていくのが進化」といった意見が多いのがTwitter。もちろん、どちらのサイトにも様々な意見がたくさん寄せられているので、決してひとくくりにはできませんが、世代差による意見の相違が見え隠れしたことは事実です。 オンラインの中だけではなく、実社会でも、年配者と若者で意見や考え方が食い違っているよう。 若手芸人の発言だけではなく、岡本社長の記者会見についても 「大勢の社員を守る立場である以上、ああやって煮え切らない態度になるしかないのでは」(55歳・女性・印刷) 「芸人が所属事務所に世話になっているのは事実。若手は吉本という看板でもらえた仕事もあるはずで、騒動に便乗して文句を言うのは違う」(52歳・男性・自営業) という意見がある反面、 「ファミリー・親子といった価値観を、上層部が自分の都合の良い時に持ち出してくるのはどうなの?そもそも会社は家族じゃないし、上司は親じゃない」(33歳・女性・メーカー) 「紳助が2009年の『オールスター感謝祭』生放送中にトリオ芸人『東京03』を恫喝したノリや価値観。10年たってもまだ通用すると思って引きずってる人っているんだな」(42歳・男性・書店) 「加藤浩次さんなど芸人たちはみんな吉本を変えようという話をしているのに、嫌ならやめろなんて、時代に合ってない。声すらあげられない社会がいいなんて、時代遅れ」(23歳・女性・派遣) ……と、大きく感覚が違います。 吉本興業という一企業の騒動について皆が語りたくなるのは、日本社会の縮図がそこに見えるからかもしれませんね。 一般の会社でも、「不満なら辞めろ」という意見や、会社を家族とみなす考えは、中高年を中心に根強いもの。それに対して、働く人の権利やパワハラ問題については、若い層のほうが関心があったりします。 世代をまたがった飲み会で吉本騒動について議論にでもなろうものなら、永遠に平行線をたどりそうですが…。 <文/満知缶子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】このあと21:00~日本テレビ「行列のできる法律相談所」、チームスッキリでおじゃまして参りました!是非観てください!そして、明日からの「スッキリ」もよろしくお願いいたします。#行列のできる法律相談所#スッキリ#なんとも絶妙な笑顔 pic.twitter.com/linp6fTggf
— ハリセンボン公式(近藤春菜/箕輪はるか) (@harisenbon_) March 10, 2019
満知缶子
ミーハーなライター。主に芸能ネタ、ときどき恋愛エピソードも。
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