のん、たけし、小泉今日子も…事務所独立での“悲喜こもごも”8選
ここ最近、吉本興業をめぐる騒動が連日報道されていました。
宮迫博之・田村亮の反社会的勢力との接触だけでなく、会社上層部に対して加藤浩次をはじめとする所属タレントが踏み込んだ発言をしたこともあり、日本のエンターテイメント業界におけるギャランティーや契約、TV局との関係など、多くの問題が浮かび上がってきました。
こうした芸能事務所と所属芸能人の問題は、何も吉本に限ったことではありません。
そこで、所属事務所を離れて新たな事務所を設立、もしくは設立しようとしていた芸能人たちを紹介します。中には思わず驚いてしまうような独立の理由も…!
お笑い界の“殿”として、お笑い、芸術の両面で活躍するビートたけしも、若手時代から数えて事務所をいくつも“転職”してきています。
有名なのは、当時交際していた女性が記者に取材申し込みを受ける時にもみ合いになりケガをさせられた報復として起こした、1986年の“フライデー襲撃事件”後の、独立でしょう。
事件が理由で当時所属していた太田プロダクションを退社し、同年にオフィス北野を設立。しかし、2018年にオフィス北野も離れ、現在は2015年に設立したT.Nゴンという事務所に移籍しています。
もともと太田プロに所属していた爆笑問題の二人ですが、1990年に突如退社。その原因は二人をスカウトしたマネージャーが独立を持ちかけ、信頼していた二人が付いていくと、当のマネージャーは芸能界を引退。二人が取り残されるハメになったからなんだそう。
突然の独立と放置で芸能界を干された爆笑問題を救ったのは、太田さんの妻の太田光代さん。二人を見かねて芸能事務所タイタンを設立し、奇跡の復活劇を成し遂げました。

(画像:日本テレビ「スッキリ」公式サイトより)
のん:本人も周囲も乗り気なのに約3年間もテレビドラマがゼロ
2015年に所属していたレプロエンタテインメントからの独立騒動が起きた、のん。その背景には薄給問題や洗脳説など、さまざまな報道、憶測が流れました。ともあれ「事務所を辞めたい」と申し出た彼女と、それをなかなか認めなかったレプロとの間で、うまく意思疎通が図れなかったのは事実でしょう。 その後、2016年に自身が代表を務める株式会社nonを設立し、CM撮影やアーティスト活動など、今でも精力的に仕事をこなしているのん。ですが、マネージメント関係者のSNS投稿によれば、テレビドラマの仕事の依頼は、現場の若いテレビマンからは殺到しているのに「お話が進むうちに上司や担当役員によって突然潰され」、いつも途中で立ち消えになってしまい、結果約3年間も実現していないそうです……。
ビートたけし:お笑い界の“殿”ふたたびの事務所独立

『新・情報7DAYS ニュースキャスター』TBS公式サイトより https://www.tbs.co.jp/Ncas/
爆笑問題:29年前の独立で干され状態から、大復活で今がある
満島ひかり:円満退社で独立、今はマネジメントも自身でこなす
女優の満島ひかりも2018年に所属事務所のユニマテから独立しました。ユニマテのホームページの文章には「プロダクションという枠に守られる形ではなく、すべて 自分の責任のもと 自由に 独りでやってみたい」と記されています。 現在は舞台を中心に活躍中の満島ですが、なんとマネージャーも付けずに自身でマネジメント業務も行なっているんだそう。これからも映画やドラマでますます活躍するのが楽しみですね。
1
2



