衝撃…ゴキブリ対策のカン違い。一番効く方法をプロに聞いた
夏……、私たちの目の前に姿を現すゴキブリ。外で見かける分にはなんてことなくとも、家の中で出会うとなぜあれほど怖いのでしょうか。
今回は、対策の真実を探るべく、ゴキブリを完全に駆除してしまうというプロフェッショナル、株式会社アルバトロスの代表取締役 佐藤久さんに話を聞きました。まずは、ゴキブリ対策アイテムのメリット・デメリットです(以下、佐藤さんの話)。
メリットは隙間の奥まで届くのでそこに居るものは残らず全部出て来て駆除されます。デメリットとしては、逃げ出す個体もいるため、煙の薬剤効果がなくなった時に戻ってくる(コロニーに戻る)可能性があることです。また、特に集合住宅などでは、逃げ出した先(隣近所)に住み着き迷惑がかかる事が多々あります。
使用前には、煙の薬剤がかからないように食器、PCなどの電化製品を覆わなければならず、後で洗う必要が出てくる場合や、くん煙最中は部屋や家から出ている必要があるなど、面倒なことも多いです。
そして、もちろん薬剤効果がなくなってから侵入したものや卵鞘(らんしょう:ゴキブリの卵が大量に入ったカプセルのようなもの)には意味がないので、新たに侵入したものや、ふ化して来る個体には効果はありません。
数が大量に生息していれば見た目には減りますが、捕獲するだけで根本的解決にはなっていません。
ゴキブリの苦手な周波数や電磁波を出すことによって侵入を防ぐ駆除器は、効果のほどを聞いたことが全くないため、メリットが見えてこず、正直言って、効果は解らないです。最初は嫌がって寄ってこない可能性もありますが、ゴキブリも学習能力が高いので慣れてしまえば効果はうかがい知れず、マメに波長を変化させる必要性があるかもしれません。
ハエや蚊などには効果があるが、ゴキブリに効果があるかはわかりません。実際にネットなどで嫌いだと言われているハーブなどを置いているお客様宅でも、ゴキブリが出たと依頼をいただくことがあります。少しは効果があるのかもしれませんが、やはり危険性がないと察知してしまえば、嫌がらないのではないでしょうか?
一番効果が高く、喫食すれば99%死にます。ただ、駆除業者のように生態を熟知していれば的確な場所に置けますが、一般の方は効果の少ない場所に設置してしまうことが多く、喫食させなければ意味がないのが難しいところです。
ゴキブリの隠れる場所(好む場所)や通り道、侵入場所に設置するためには大量の数が必要で、たとえばプロが行った場合、1Rの部屋でも数百粒の毒エサを設置します。
市販のものは、お子様やペットの誤飲を防ぐためにケースに入っているため、そんなケースに入った大きな物を数百個置いたら邪魔になりますし、高額になってしまうので、大量設置は現実的ではありません。
なので、一般家庭レベルでできる対策として、まずは毒エサを、部屋・収納の四隅・家具などの隙間のほか、ゴキブリの好む電化製品のモーター部分などの暖かい場所への設置がオススメです。
実は、ゴキブリはペットフードや水が大好き。なので、食べない時はペットフードや水を出しっぱなしにせず、片付けておく事が重要です。ペットには時間を決めてあげるようにして、残りは袋の口をテープで止めるなどして匂いや侵入を防ぐことをオススメします。缶やチューブはキレイに洗うか袋に入れて口をしっかり結びましょう。
水が1滴あれば生きていけますし、匂いも良く、味も良いペットフードなどはゴキブリの餌になってしまうんです。
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①くん煙タイプは、現在いるものには効果があるけれど…
②粘着シートは根本的解決にならない
③超音波・電磁波は効果不明
④ハッカ ・ ハーブは置いても出てくることも
⑤毒エサ系の駆除剤がベスト
ペットを飼っている人は要注意
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