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犬たちが劇場でちょこんと観劇する写真が話題。ワンちゃん何してるの?

 障害者の方の手足、目、耳となって働いてくれるサービスドッグ(盲導犬・補助犬・介助犬)たちが、おとなしくミュージカルを観劇している写真が話題です。

『スターウォーズ』俳優も反応。お利口すぎる犬たち

 日本では盲導犬や聴導犬など身体的なサポートを行うサービスドッグが主流ですが、北米では発達障害や外傷性ストレス障害(PTSD)のある人々のサポートも対象。数も多く、街を歩いているとトレーニング中の犬をよく見かけます。  今回、取り上げるのは、カナダの南オンタリオにある劇場を訪れた犬たちの写真。
 CNNによると、これは主にPTSDを持つ人のために働く介助犬の訓練を行う「K-9カウンティイン・サービスドッグス」が取り組んでいる、2年間のトレーニングプログラムの一貫。  写真に映っているゴールデンレトリバーやプードルは、劇場の他にも、地下鉄や動物園、イベント会場といった場所を体験し、騒音や強い光、素早く動く物体、人混みなどへの耐性をつけるトレーニングをしてきたそう。
(画像:Stratford Festival twitterより)

(画像:Stratford Festival twitterより)

 ミュージカルの上演中、犬たちは座席前の床に座って静かに観劇していたといいますが、好奇心旺盛な数匹が前席の背もたれにちょこんと顔を乗せて、舞台の様子を伺っている姿はなんとも可愛いらしい。  この写真がツイッターに投稿されるとたちまち話題になり、『スターウォーズ』シリーズで知られるマーク・ハミル(67)も、「これが『キャッツ』なら空席が目立つのも納得だね」とツイート。「#犬だって自分たちのミュージカル(『キャッツ』ならぬ『ドッグ』)があってしかるべき」というハッシュタグを付け、笑いを誘いました。
マーク・ハミルとキャリー・フィッシャー

マーク・ハミル(左)とキャリー・フィッシャー(右)※Entertainment Weekly2017年12月1日号

サービスドッグは舞台の子役にもいい効果?

 残念ながらこの日上演されたミュージカルは、『キャッツ』ではなく『ビリー・エリオット』。2000年製作のイギリス映画『リトル・ダンサー』をベースにしたミュージカルで、一人の少年が、舞台となった84年当時は“女性のもの”とされていたバレエに目覚め、プロのバレエダンサーを目指す物語です。
 トレーニングに協力した劇場の広報担当はCBCの取材に対し、「『ビリー・エリオット』はリラックスした演目の一つと考えられている」と説明。穏やかなライティングや音楽が特徴で、障害を持った人や小さな子どもを連れた親でも安心して鑑賞できるミュージカルになっているといいます。
 また逆に、同作のように大勢の子役が出演する演目では、劇場にサービスドッグがいることで気が散ることのないよう、犬のいる環境に子どもたちを慣れさせる必要もあるのだとか。通常ならスタンディングオベーションで迎えられる上演後のキャストたちは、せきばらい一つ聞こえない静まり返った客席に向かってお辞儀をしたそうです。  映画館や美術館、劇場でのマナーの悪さがニュースになることも多い昨今、もしかしたらサービスドッグの方がパブリックスペースでの立ち振舞はスマートかもしれませんね。 Sources:「CNN」「CBC」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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