Beauty

老けやすい「手」のケアしてる?美しさを保つ3つの秘訣

 美容に関するマニュアルは数あるけれど、本当に必要なのはこの本だった。と私が痛感したのが、『「美しい手」がすべてを引き寄せる』(青春出版社)。いくら頑張っても、手にはメイクできません。ネイルすればいいじゃない、と思う人もいるでしょうが、美しいネイルも美しい手肌あってこそ輝くもの。やはり手は無視できないのです。 『美しい手がすべてを引き寄せる』 ネイルサロンの経営者でもある著者、加藤由利子さんは、現場で手肌にコンプレックスを持つ女性達を見てきました。そして多くのお客さんと接するうちに、女性達にはふたつの共通点があると気づくのです。「服装や化粧でどんなに若作りをしても、手には年齢が出る」「手肌が美しい女性は、年齢問わず、全身に若々しい雰囲気をまとい、凛としている」。  私達は、鏡でじっくり顔をチェックすることはあっても、日々酷使する手をじっくり労わることはしていないのではないでしょうか。顔より先に手が老けていた、と焦る前に、正しいケアで手の若さを保ちませんか。

手が老化していく理由

 手の老化といえば、「シミ、シワ、くすみ、血管の浮き、指の関節が太くなる、爪がもろくなる」等々ありますが、そもそも原因って何なのでしょう。本書によると、「手が老化していく根本的な原因は『血流』」だといいます。 手が老化していく理由 私、手の老化の原因って紫外線や洗剤の使い過ぎなど、外的要因が大きいと思っていました。女性に手の冷たい人が多いのも、血流不足が原因でしょうか。本書が、興味深いことをおしえてくれました。 「血流のよくない状態が続けば、全身の細胞に必要な栄養や酸素がうまく行きとどかず、老廃物の回収も遅れます。手肌のターンオーバーが乱れ、肌色はくすみ、シミやシワ、乾燥など良からぬ手の変化が出てきます」。  そうなんです、たかが手と侮ってはいけません。さらに、手は身体の中でもっとも早く老化が始まると言います。「手は心臓から遠く、血液がとどきにくい」のがその大きな要因。  美しい手のためには、高級なハンドクリームをぬりこむだけでは、それこそ片手落ち。木を見て森を見ず、ではありませんが、やはり身体のケアができてこそ、手の血流もアップするのですね。  手っ取り早くできる方法を、本書からいくつかご紹介しますね。

1)食事の前にリンゴ酢ドリンクを飲む

 リンゴ酢大さじ1杯(15ml)を、食事の前に飲む。そのまま飲んでも、水や炭酸水で薄めてもOK。(※効果・・・黄ばんだ手肌を明るくする/血糖値の急上昇を抑える/身体の細胞のコゲ=糖化を防ぐ) 食事の前に特製リンゴ酢ドリンクを飲む 手の若返りで特に注目したい点は「糖化」を防ぐ働きです。「糖化」とは、余分な糖が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象のこと。糖化が進むと、肌の弾力が失われ、シミやくすみの原因にもなります。  食前にリンゴ酢ドリンク、これなら手軽にできますし、手肌のためだけでなく健康効果やダイエット効果も望めそうです。酸味が苦手な人は、オリゴ糖やはちみつを入れてもいいそうです。

2)爪の「タテ線」にはネイルオイルが有効

 爪にできるタテ線。原因のひとつが乾燥です。タテ線がでないようにするには、「保湿が大事。ネイルオイルを爪の生え際にぬり、爪の表面と爪のまわりをぐるっと囲むようにして、よくなじませます気になる爪の「タテ線」を消したい 私、ネイルオイルは持っていないので、アーモンドオイルやセサミオイルで代用してみました。ネイルだけでなく、指のほうまでぬってマッサージすると、身体全体があたたまってきましたし、ストレス解消にもつながりました。
次のページ 
太くなった関節を細くするには?
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ