『おっさんずラブ』6回目鑑賞は2人の「リップ音」まで体感<コラボカフェレポあり>
6回目はBESTIAで鑑賞&舞台挨拶ライブビューイング
最後の舞台挨拶…トークは突っ込んだ話題ばかり
毎度のように見終わった後は放心状態なのですが、今回ばかりはササッと気を取り直して万全の体勢を保ちます。そう、何と言っても今回は最後の舞台挨拶。 しかも瑠東監督と共にやって来るキャストは、春田創一=田中圭と牧凌太=林遣都の2人だけ。この2ショットの貴重さは民(=おっさんずラブファン)であれば共感してくれるはずです。 トークはこれまでの舞台挨拶では考えられないくらい、突っ込んだ話題ばかりでした。 林遣都さんの「実はジャスティス(志尊淳)のシーンで虫が飛んでる」という謎の暴露や、牧と春田が花火大会について話している橋でのシーンがアドリブだった話、田中圭さんとの出会いの話。ラストシーン撮影での悔いやクランクアップの挨拶でのエピソードなど本当に盛りだくさんでした。
同時に、これが本当に「最後」である寂しさに胸が押し潰されそうにもなりました。この舞台挨拶を降りたら、あの2人は春田と牧では無くなるということ、2人の物語が本当に完結してしまったこと。頭の中でぼんやりとわかっていたことが、実感としてクリアに自分の中にストンと落ちてきたのです。 始まりがあるから、終わりがある。フィクションの世界に於いてそれは当たり前のことです。去年、7話でお別れするはずだったドラマに映画化が決まり、こんなにも長く生き続けてくれた、それだけでも本来は奇跡なのですから……。今はただ心から言いたいです。「おっさんずラブ、ありがとう」と。 とはいえ。映画はまだ公開していますし、私もまだまだ観に行くつもりではあります。そして次に期待するはBlu-ray、DVDの発売。夏が終わっても、私の中の『おっさんずラブ』は終わらない……。 【参考記事】⇒『おっさんずラブ』沼にハマる女性たち「劇場版を初日に3回見てガクガク震えた」 <文/もちづき千代子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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