次に、この中でどの方法を選択するかについてです。それを決めるためには、自分の人生の優先順位を決める必要があります。 　例えば、毎日気分よく過ごすことが現在の人生の一番の目的なら「好き」で選べばいいでしょうし、仕事が今の人生の最優先事項なら、好きよりも仕事場に適した色のものを選べばいいでしょうし、肌と目の色に最も似合うと誰かに言われたものを着ることが人生の最優先事項なら、それがどんなに嫌いな色でも、それで決めればいいと思います。 　ただ、多くの人が人生に望むのは、幸せになること、成功することでしょうから、まずは、幸せで、かつ成功するための色について、最初に考えるといいでしょう。 　幸せというのは喜びの感情でもあるので、嫌な感情が沸き上がるものは排除しなければなりません。ですから、「好き」で選ぶは外せません。 　この場合、どんなに「あなたにそれは似合わない」と言われたところで、人生の目的は毎日、幸せを感じることなので、まずは好きを優先させましょう。 　そして仕事場ではその好きな色のものを着られないのであれば、そのときは妥協して、好きではないけれども、成功のために必要な仕事場に向いた色を選ぶといいでしょう。 　好きというポジティブな感情のために選ぶ、もう一つは何かを成功させるという目的達成のために選ぶ、まずはこの2つを組み合わせて色を決めましょう。前述したように、似合う似合わないは絶対ではありませんので、何を基準にするかは同じように、人生で何を最優先させるかによります。 　いずれの場合も最終的な決断は自分でするようにしましょう。嫌いな色の服を着て楽しくなかったり、失敗したとしても、他人はあなたの人生の責任はとってくれません。 　自分はどうしたいのかをしっかり決めて、人生の目的が達成されるよう、いつも着る服の色を決めるといいでしょう。 【小林直子さんの過去記事】⇒ダサい人は色合わせが変！買う服・小物の「色選び」基本ルール ＜文／小林直子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】