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『筋肉体操語録』にあふれる痛快ワード。音読したら体温上がりそう…

「『異性は裏切るけど、筋肉は裏切らない』なんてことはありません」

 少々ショッキングなこの筋肉語録は「異性は裏切るし、筋肉も裏切る」という意味ではないそう。  本書いわく、「異性も筋肉も、こちらのしたことにきちんと応えてくれるものです。『異性は裏切るけど』なんて、相手だけのせいにしてはいませんか? 自分のせいかもしれませんよ」と、なかなか手厳しい指摘。 家事について揉める夫婦 さらに「人間関係において、自分では『こんなにやったのに』と思っていても、相手にとっては『やったことになっていない』からうまくいかないのでしょう」と本書。  これはまさに、「家事やってやったぞ」と大きな顔でふんぞり返る男性に当てはまるのではないでしょうか。  家事を手伝ってくれる気持ちは嬉しいですが、洗濯物は色落ちする服と一緒に洗ってシワシワのまま干し、掃除は床にあるものをどかさずに掃除機で間を通り抜けるだけ。料理を作ったら散らかした台所の後片付けは妻任せで、思わず「やり切る、出し切る、全部出す!」と喝を入れたくなります。  「『異性は裏切るけど、筋肉は裏切らない』なんてことはありません」家訓にしてもいいかもしれません。  本書に惹かれて筋トレしたくなった方には、谷本道哉氏の「超ラジオ体操」もおすすめ。谷本氏が考案した新しいラジオ体操で、筋トレ初心者にもぴったりです。ぜひこれを機にチャレンジしてみるのもいいですよ。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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