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骨盤のゆがみを治す「足首パタパタ体操」。ゴロ寝で簡単にできる

 柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。  20~30歳代の女性のお客様のパーソナルトレーニングを指導する際、ご要望として多いのはダイエット・減量です。
骨盤のゆがみを治す「足首パタパタ体操」。簡単だから毎日続けられる

写真はイメージです(以下同)

 しかし、意外なのはそれに次ぐものが「骨盤の歪み」です。私の印象では出産後や中年以上の女性に多い悩みだと思っていたため、とても驚きました。  そんな隠れた悩みを持っている人が多い骨盤の歪みについて、今回はお話ししていきたいと思います。

そもそも「骨盤が歪む」ってなに?

そもそも「骨盤が歪む」ってなに? 骨盤が歪むと身体に悪いということは皆さんご存知だと思いますが、実際に骨盤がどのようなプロセスで歪んでいくかはあまり知られていないでしょう。まずは骨盤の仕組みから簡単に説明してきます。  骨盤とは腰回りにある5種類の骨のユニットを指しています。左右に同じ名前の骨が3種類(腸骨・恥骨・坐骨)あり、それを総称して「寛骨(かんこつ)」と呼びます。そして背骨の延長線上に繋がっている2つの骨を、「仙骨」と「尾骨(通称、尾てい骨)」と呼びます。  基本的に骨盤は左右を水平に保とうと身体が勝手に調整していますが、例えばいつも同じ側で鞄を持っていたり、片足に体重をかけて立っていたりすると骨盤のバランスが崩れやすくなってしまいます。そして骨盤に左右差が生じた状態を「骨盤の歪み」と言います。

骨盤の歪みを治す「バランストレーニング」

 それでは実際に骨盤の歪みを治していきましょう。まずは寛骨と仙骨のつなぎ目になる関節を鍛えていきます。ここで重要なのはバランストレーニングです。この関節は人間の身体バランスをつかさどる部分でもあるため、バランスをよく使う生活をしていると関節が安定して活性化しますし、逆に椅子に座ったり関節を傷めるような生活様式の方はこの関節が歪みます。  例えば実際の実験で、椅子に座ってこの関節が持続的に潰された状態から急に立ち上がると、直後のバランス感覚は弱化していて、片足立ちや平均台歩きなどが一気に下手になったりします。 骨盤の歪みを治すにはバランストレーニングをしよう 床が柔らかくてよりバランス感覚が求められる環境や、裸足で足裏の感覚が繊細な状態を作るだけでもしないよりマシです。さらにバランスボードなどバランストレーニング専門の器具を使って“立った状態”でバランストレーニングを繰り返すことで、より効果的に関節の正常化を図ることができるでしょう。
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骨盤の歪みを治す「足首パタパタ体操」
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