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女性ホルモンの乱れを整えるコツ2つ。ストレスが多い人は危ない

 柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。  今回は女性の美しさのカギを握る「女性ホルモン」についてお話していきましょう。

30秒でわかる女性ホルモンの仕組み

女性ホルモンのピークは20歳

写真はイメージです(以下同)

 女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類に分けられます。この2つのホルモンは月経周期に沿ってバランスをとりながら体内で分泌されています。  排卵前に増加するのがエストロゲンで、髪や肌のうるおいを保つ働きがあります。一方、排卵後に増加するプロゲステロンは食欲が異常に増えたり、睡眠欲にかられたりと生活には少し支障をきたしながらも出産などにはとても重要なホルモンです。  女性ホルモンの分泌は思春期に近づくにつれて増加し、平均では20歳あたりでピークを迎えます。そこから年齢を重ねるにつれ徐々に減っていき、閉経前後の10年間に急激に減少します。

ストレスは女性ホルモンの敵!

ホルモンバランスの乱れは危険なこと 女性ホルモンが減少する原因は加齢以外にもあります。不規則な生活を続けることによって女性ホルモンの分泌を促す脳内の視床下部の働きが悪化するとホルモンの分泌が不安定になってしまうのです。  加えて、強いストレスを継続的に受けると、女性ホルモンの原料となるコテステロールが副腎という臓器に奪われ、「副腎脂質ホルモン」となって分泌されます。副腎脂質ホルモンとは薬などで耳にする「ステロイド」というもので、身体の傷んだ部分の修復に役立つ反面、自身の免疫力を低下させる効果があるので要注意です。  余談ですが、女子マラソン選手は上級になる程に生理が止まってしまうというのは有名な話です。これは毎日のトレーニングで身体に継続的なストレスを与える事で女性ホルモンを作るためのコレステロールを副腎皮質ホルモンの生成に使ってしまうからです。女性の社会進出が当たり前になって、過酷なストレス社会で毎日戦い抜く女性には、とても危険な環境とも言えるかもしれません。
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女性ホルモンを正常化する2つのコツ
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