やせたいなら、走るより「ウォーキング」。効果的に歩くポイント3つ
柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。服装の露出が減って美味しい食べ物が増える秋は、体型維持などダイエットのやる気が薄れてくる時期です。今回はこの時期のダイエットに関するお話とそれに合わせたオススメエクササイズをご紹介します。
人間は体温を一定に保つために、暑い時は体温を下げて、寒い時には体温を上げるよう勝手に調節してくれています。この調節をしてくれているのが「代謝」です。
人間の深部の体温は37℃程度とされており、立っているだけで汗が出る夏場はあまり代謝を起こさないように体が調整しています。反対に冬場は気温がガクッと下がるので、体温を維持するために代謝が上がります。
体の脂肪を燃焼するためにはカロリーを消費する代謝が欠かせませんが、代謝が低い夏場よりも、代謝が高くなる冬場の方がカロリー消費が大きくなるというわけです。
これから少しずつ寒くなっていく時期ですから、今から始めると4~6ヶ月ぐらいは代謝が上がった状態でエクササイズができるため、頑張った効果は大きくなります。
昨今は筋トレと食事制限によるダイエットが主流です。確かに短期集中で大幅な体重減を目指すためには筋トレと食事制限を行うことが最も近道だとは思いますが、その為には最低でも約90分程度の高強度負荷トレーニングを週2回&食事制限もかなりストイックに行う必要があります。
これらの一見厳しいメニューにチャレンジできる、またはチャレンジしなければならないくらい絶対に短期的に痩せる必要のある方はいいのですが、必ずしも全員がこれを望んでいるわけではないはず。
そこで、これから代謝が上がりやすい約半年間でコツコツと体重を落としていくにはウォーキングが最適です。そんなこと今さら言われなくともわかっているよと言われそうですが、どんな形でも簡単かつある程度の効果を得られる高代謝なエクササイズはウォーキングです。ですがウォーキングも効果的に行わなければ意味無し、以下の3ポイントを意識しながら歩いてみましょう。
現代人は椅子に座り続ける生活習慣や、女性の場合だとヒールの高い靴を履いたりすることが原因で歩幅がかなり縮小しています。歩幅が狭くなると、本来使うはずの股関節や骨盤周りの筋肉を動かさず、太ももの筋肉に頼り切りになってしまいます。
太もも周辺の筋肉は股関節や骨盤周りの筋肉よりも代謝量が少ないため、チョコチョコ歩いても効果は不十分です。なるべく大股歩きで、これに合わせるように腕も腕の付け根くらいから振れたらベストでしょう。通勤シーンなどではなかなかダイナミックにできないと思いますが、いつもの歩幅より少しだけ大きくするだけでも違いますよ。
大股で歩くには足を大きく前に出すよりも、後ろ足をしっかり蹴って勢いをつけた方が効率的です。ヒールを履いた状態では満足に蹴れないかもしれませんが、なるべく「蹴る」を意識しましょう。
ダイエットするなら夏より秋冬がいい理由
痩せたいなら、やっぱりウォーキング!
1 歩幅を広げて歩く
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