結婚式場のトイレで、式をバカにする女友達。個室にいた花嫁が悟ったこと
女同士の友情は大切ですが、金銭感覚の違いはときに友情に亀裂を生むこともあるようです。都内で暮らす主婦の沢村ミカさん(仮名・32歳)。現在は東京都下のマンションで夫とともに幸せな生活を送っていますが、独身の頃は女友達に合わせて身の丈に合っていない生活を送っていたといいます。
「結婚する前はコンサル会社に勤めていたので月の手取りは28万円あり、同世代の子に比べたらお給料はもらっていたと思います。でも都内の1人暮らしは家賃も高く、10万円が毎月家賃として消え、仕事上洋服代なども結構かかってしまい、食費などと合わせて6万円前後。生活は常にカツカツでした。でも、さらにお金がかかっていたのが女友達との付き合いでしたね……」
当時、大学時代の女友達とよく遊んでいたというミカさん。しかし、その付き合いはお金がかかるものばかりでした。
「地方出身で1人暮らしの私と違って、みんなは都内の実家暮らし。実家にお金を入れることもなく月に使えるお金は私とは天と地ほどの差がありました。年に2回の海外旅行、2ヶ月に1回の誰かの誕生日にはミッドタウンのレストランで食事してみんなでお金を出し合ってブランド品のプレゼント。自分も誕生日にもらえるので私だけ参加しないわけにもいかず……それ以外にも週2回の女子会もあり、交際費だけで月に10万円ほど使っていました」
そのため、常に節約生活を余儀なくされていたというミカさん。1人のときはいっさい外食をせず、実家から送ってもらったお米を食べていたんだとか。
「ふりかけや特売の缶詰をおかずに食べていましたね。でも、女友達とばかり付き合っていたので他に出かけられる余裕もないので出会いはまったくなくて……。そんな私とは裏腹に女友達には何人か結婚していって……仕事をやめて旦那さんのお金で女子会や誕生日会に参加するようになった彼女たちを見て、正直うらやましいなぁと思いましたね」
そんなミカさんに転機が訪れたのは30歳のとき。会社の飲み会で知り合った1つ年上の男性とお付き合いすることになりました。
「周りに流されるがままに浪費している私とは対象的に、彼はすごくお金に対して堅実的でした。結婚に向けて同棲しようと言ってくれたのですが、当時の私には引っ越す余裕もなくて……そのとき初めて彼との結婚を意識するようになり、結婚式に向けて貯金をしようと思ったのです」
以来、女友達との付き合いを徐々に減らしていくようになったミカさん。付き合いが悪くなったミカさんに女友達は特に何も言わなかったそうですが、ついにミカさんの目が覚めるような出来事が起きてしまうのです。
「将来、生まれてくるであろう子供のことを考えて結婚式はなるべく質素に行うことになりました。でも、ちょうどその2週間ほど前に女友達の1人も結婚することになったのです。それもハワイでの挙式で、祝儀はいらないので旅費とホテル代は自腹で参加してほしいと招待状が来ました。
女友達グループはみんなでヒルトンホテルに泊まろう!と盛り上がっていましたが、当然私にはそんなお金もなかったのでご祝儀だけ送らせてもらいました。そして私の結婚式当日、招待した女友達は当然ハワイの話で持ち切りで。よほど楽しかったんだろうなと思いながらも無事に式が終わったんです」
披露宴も終わり、二次会に行く準備をしていたミカさん。出る前にトイレに行っておこうと式場のトイレの個室に入ると、女友達の声が聞こえてきたといいます。
月10万円もかかる友人との交際費
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金銭感覚のあう男性と結婚!
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友人がハワイで挙式をあげることに
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