Lifestyle

野草を食べて月3万円節約できたOL「味のハードルが下がって、カップ麺もご馳走に」

3日野草食べた後は、カップラーメンもごちそう

 このような野草生活で、どのくらい生活費を節約できるのかも気になりますね。 「私は特に野菜が高くなる冬の時期にその意味を感じますね。鍋などの時にはやっぱりたくさん野菜を買いたいけど、そうするとやっぱり1食あたりにかかる値段も高くなるじゃないですか。だから、葉物野菜を購入せずに野草で代理したりします。自炊する分のちょっとした節約なので、それ自体での節約は月1万もいかないくらいかもしれませんが……。 カップ麺 インスタントラーメン でも、野草生活の醍醐味はそれだけではないんです。やっぱり野草って、時と場合によっては苦味がすっごい強くて、ちょっと食べるのが大変なこともあるんです。でもその代わり、3日野草食べた後は、カップ麺もごちそう級においしいなあと感じることがあります。  だからなんていうか、おいしさのハードルをあげすぎないことで、食欲を撃退できているところもあると思います。そういうところまで含めたら、野草のおかげで外食もセーブできてるし、3万円くらいは節約できてる気がする」  私たちの生活にはおいしいものが溢れていて、今や出前サービスも充実して、手間をかけずにおいしいものをなんでも食べることができます。  だからこそ、おいしさのハードルが上がりきっている、ということもあるとは思いませんか? 高級ステーキの後に食べるカップ麺は果たして美味しいと思えるでしょうか。 「野草節約は、食のありがたさを教えてくれますね。自分の幸せハードルを、野草でハンドリングしているというか」  野草生活を始めてみたら、今までなんとも思わなかったことを幸せと感じるようになるかもしれません。生活にマンネリしている人こそ、一度取り入れてみてはいかが? ―シリーズ「お金がない!」― <文/ミクニシオリ イラスト/ワタナベチヒロ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
ミクニシオリ
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携わったのち、2017年からライター・編集者として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。Twitter:@oohrin
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