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アプリでマッチした男性と友人宅へ、目を覚ますと病院にいた。一体何が?

急性アルコール中毒で病院へ搬送

「私はお酒で記憶を飛ばしていて、見舞いに来ていた母に事情を聞きました。どうやら私はイケメンたちとのゲームに負け続けた結果、急性アルコール中毒症状が出て夜中に倒れたとのことでした。その上、友人が朝方救急車で病院まで付き添ってくれたようなのです」  しかもそれだけでなく…… やりたい放題やった挙げ句、記憶はなし「酔っ払って友人の部屋を嘔吐で汚し、トイレの便器を壊すという大失態まで犯していたと……すぐに友人に謝罪のLINEを入れましたが、友人からは冷たい返事が返ってきました。 『本当に大変だったんだよ。男の人たちには半ば追い出すような形で、夜中に家を出てもらいました。私の部屋で男の子とずっとキスしてたの覚えてる?』って。  もちろんそんなこと覚えていませんでしたが、とにかく友人に対して申し訳なく、クリーニングやトイレの修繕費はしっかり全額払いました。男性たちにも夜中に家を追い出されたとまでなると多少申し訳なく、謝罪のために電話しようとしましたがどうやらブロックされているようでした」  普通は友人へ謝罪の電話をして、男性たちへはメッセージが妥当だと思いますが、まあ人それぞれかもしれません。

マッチングアプリもほどほどに

 知らない男性との飲み会は、飲み方も飲まされ方も未知。まして友人の家に入れるのは、やはり配慮不足といえるでしょう。男性たちもここまで星さんが酔っ払ってしまうとは思わなかったでしょうが、下心はあったかもしれません。星さんが潰れた後に、友人が襲われる可能性もありました。  マッチングアプリはカジュアルな使い方をされつつありますが、そうは言っても出会うのは赤の他人、何も知らない人です。アプリ出会いに慣れてきたからと言って、その信用度を上げて考えてしまうのは危険です。家に呼んだり友人に紹介したりするなら、ある程度本人の信用度が上がってからにするべきでしょう。 ―シリーズ「秋冬のトホホ」― <文/ミクニシオリ イラスト/やましたともこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
ミクニシオリ
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携わったのち、2017年からライター・編集者として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。Twitter:@oohrin
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