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「私の彼氏は猫です」33歳女性が、男より猫を愛するわけ

飼い主ラブな猫が認めた男性って?

「たまたま飲み屋で知り合った40歳くらいの人だったんですが、話してるうちに意気投合しちゃいまして。2人きりで何度か会って、ちょっとお付き合いしてみたいなって久々に思ったんです」 飼い主ラブな猫が認めた男性って? ただ、やはりナツくんのことは気に掛かりました。そこで、ナツくんにお伺いを立てるつもりで、弘美さんは彼を自宅に招待しました。もともと猫好きだという彼に、ナツくんはいったいどんな対応をしたのでしょうか。 「驚いたことに、ナツは彼にはこれといった敵意を向けませんでした。代わりに、彼が脱いだ帽子に一直線。なんだか物凄くテンションが上がってるような雰囲気で、帽子にずっと体をすり付けてたんです。私はそんなことをするナツを初めて見たので、すごくビックリしちゃいました」

くっさ~、帽子から激臭が…

 一見すると帽子にじゃれついているかのように見えたナツくん。彼も「あははは、帽子をかぶりたいのかな」とその様子を微笑ましく眺めていたそう。しかし、弘美さんは気づいてしまいました。その帽子が物凄く臭いということに……。 「汗……というか、加齢臭なのか……。帽子が何とも言えない臭いを発してたんです。つまりナツは、その帽子が臭いので自分の匂いをつけようとしたんじゃないかと……。彼は楽しそうだったし、ナツもあからさまな威嚇はしなかったんですけどね」  彼がナツくんと上手くやれる可能性は無きにしもあらず。でもそれ以前の問題として、弘美さんは「あんなに臭い男はちょっと……」と、結局その男性をフッてしまったそうです。 「あれ以来、もうしばらくは彼氏いなくてもいいかな~という気持ちです(笑)。しばらくはナツを彼氏と言い張っていきたいと思います!」  弘美さんとナツくんが、いつまでも仲の良い1人と1匹カップルでありますように。 ―ペットにまつわる悲喜こもごも― <文/もちづき千代子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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