Fashion

ブラック企業の洋服ブランドを買わずに、安くおしゃれする方法はある?

古着(ヴィンテージ)・中古(セカンドハンド)の利用

 それ以外にもできることはたくさんあります。それは古着(ヴィンテージ)、そして中古(セカンドハンド)の利用です。  このところヴィンテージを扱う古着屋が東京都内にも数多く出てきました。新しくできたショッピングモール内にも古着屋が入っていることも今では珍しいことではありません。これらの古着屋を利用してみるのもいい方法です。  特に80年代、90年代の日本の当時デザイナーズブランドと呼ばれたブランドの古着はクオリティ、デザイン性とも高いものが多く、今でも十分に着ることができるものもありますし、ヨーロッパのヴィンテージにも素敵なもの、今着てもどこもおかしくないものが多いです。
 また、誰かが一度使用したセカンドハンド品については、メルカリやラクマ等のフリマアプリを利用するといいでしょう。ただしどちらも、こちらの見る目がないとなかなかいいものを選ぶのは難しいので、日ごろから、たとえ買えないとしても、いいクオリティとパターンのものを見たり、試着したりして、見る目を養ってください。

家族同士、友達同士の間での服やバッグのシェア

 そして最後にもう一つできるのが、知り合い同士での服やバッグのシェアです。
ブラック企業

知り合い同士で服やバッグをシェアしても
(※画像はイメージです)

 有料でハイブランドのバッグをレンタルするサービスも各種ありますが、あれも年間借りるとなると、結構ないい金額になります。けれども家族同士、友達同士の間でのシェアならば、ほんの少しのお礼か、または自分の何かを貸すことによって、気軽に自分が持っていない服を着てみたり、バッグを持ってみたりすることができます。  デナーリスさんが今おいくつなのかはわかりませんが、お母様が50代以上だとすると、80年代、90年代に買った、クオリティが高いものをまだ持っている可能性もありますので、親戚も含めて、まだそういったものを持っていないか聞いてみて、持っていたら、それを借りてみるのもいいでしょう。
ブラック企業

消費者と生産者が”Happy”になれることを目指すブランド「チチカカ」のニット
(※画像:WEARより)

 安価で気軽に買えるものは一見、いいように見えますが、長い目で見ると、いろいろな不都合が出てくるようになっています。誰かを犠牲にして実現した「コスパ」でおしゃれをしたところで、ちっといい気分はしないでしょう。  知恵と工夫でいくらでもおしゃれはできます。負のループから抜け出すためにも、賢くお金を使って、楽しくおしゃれをしてくださいね。 <文/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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