冬も本番。風邪にインフルエンザ、悪寒に発熱など、心配事が増えてしまいますよね。女性にとって冷えは大敵。体を芯からあたためるスープで、心と体を守ってあげましょう。
これからご紹介する一品は、干し大根を使うのがポイント。野菜を干す? というと敷居が高そうですが、拍子抜けするほど手軽なので、ぜひチャレンジしてみて。
☆干し大根と長ねぎの味噌汁
干し大根と長ねぎの味噌汁
【材料(2人分)】
※干し大根(生の大根30g分が目安)(いちょう切り) 10g
長ねぎ 1/2本
油揚げ 1/3枚
※昆布だし 400ml
味噌 大さじ1と1/2~2
生姜(すりおろし) 少量
三つ葉(薬味とトッピング) 適量
☆干し大根の作り方
5mm厚さのいちょう切り、または5mm角の細切りにし、ざるに広げて風通しのよい日陰に1日半ほど干す。冷蔵で2~3日中に使い切る。
☆昆布だしの作り方
水1Lに対して、だし用の昆布10㎝使用。沸かした湯に昆布をポン! あとは冷ますだけ。
<作り方>
1. 干し大根はさっと洗って水気をきる。長ねぎは1㎝幅の斜め切りにする。油揚げは熱湯で油抜きをし、5㎝幅に切る。
2. 鍋に1の干し大根、昆布だしを入れて弱火にかける。柔らかくなったら長ねぎを加え、火が通ったら油揚げを加えてひと煮立ちさせる。
3. 火を止めて味噌を溶き入れ、軽く温めて生姜を加える。器に盛って三つ葉を添える。
大根は、干せば栄養価がアップするってご存知でしたか。カルシウムや鉄分、ビタミンB群や食物繊維が何倍にもなるのです。これだけでも干し大根のメリットとしては十分ですよね。干し大根に合わせる具材も、長ねぎに生姜と、体をあたためるものばかり。1杯の味噌汁で、体も心もホッとくつろげること間違いなしです。
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本書を読んでいると、野菜の底知れないパワーに圧倒されそうになります。普段、何気なく調理していた野菜には無限の力と愛が詰まっている、そんな気さえしてきます。
薬や病院に頼る前に、手作りのスープでお手当て。あなたもはじめてみませんか。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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