たびたび「妊娠説」で騒がれる歌姫。本人はどう思ってる?
アメリカが誇る歌姫ビヨンセ。才能に恵まれ、富と名声をほしいままにしているようにみえるが、実際のところは、様々な苦しみや痛みを経験してきたようだ。
このたび登場した雑誌のインタビューで「仕事と家庭の両立に精神的な疲れを覚えている」と明かしたビヨンセ。さらに、たびたび浮上する妊娠説や、体重や外見の変化により世間の評価にさらされるストレス、過去のつらい流産体験について、赤裸々に語った。
夫ジェイ・Zとの間に7歳のブルー・アイビーちゃんと、2歳の双子ルミちゃんとサー君を持つビヨンセ。さらにこのたび、アディダスとコラボし、新たにファッション・ブランド「アイビー パーク(Ivy Park)」を立ち上げた。
エル誌1月号に登場したビヨンセは、仕事と私生活を両立することは難しいと認めている。
「一番気疲れするのは、仕事と家庭のバランスを保つこと。ブルーを学校に送って行ったり、ルミとサーをアクティビティに連れて行ったり、子供のための時間をまず取って、そのうえで夫とのデートの時間も確保して、家族みんなで夕食を食べるために時間になったら帰宅して……会社を経営する一方で、これらすべてをこなすのは大変だわ。すべての役割をこなすことはストレスになるけど、仕事を持つ母親の生活というのは、こういうものなんでしょうね」
これまで頻繁に妊娠の噂が浮上したビヨンセ。昨年夏にも、「お腹がふっくらしている!」「ステージ上でお腹に手を置く仕草をみせた」などと、ファンの間で第4子懐妊の憶測が飛び交った。
それもこれも、ビヨンセが大スターゆえ、ちょっとした体型の変化にも注目が集まるからだろうが、本人はこうした世間の目をどう感じているのだろうか?
「妊娠した?」と聞かれるのが一番イヤ
今回、エル誌でファンの質問に答えたビヨンセ。体重が増減すること、そして世間から外見についていろいろと言われることをどう思うか?との問いに率直に答えている。 「もし15年前に、他人から『体型は頻繁に変わるけど、丸みをおびた体形のほうが、女性らしくて安心感をおぼえるようになる』と言われたとしても、信じなかったと思う。でも、子供を持ったことや年を重ねたことで、自分の価値とは外見を超えたところにあることを学んだ。そして、人生のどんなステージにいても、自分に欠けているものなんてないと理解できるようになった。 なにも気にしないというのは、最高に解放された気分。それに、真の美しさは、目に見えないものと知ることよ。他人のことをとやかく言うよりも、自分自身の内面の美しさを見つけることに集中する人が、もっと多くなるといいなと思っているわ」 ちなみに、聞かれて一番嫌な質問は?との問いには、「『妊娠してる?』って聞かれること。私の卵巣のことはほっといて!」とも語っている。
数回の流産を経験して気がついたこと
今回のインタビューで、過去に幾度かの流産を経験していたことも告白したビヨンセ。流産というつらい経験を通し、人生で起きる様々な出来事の深い意味を探求しはじめたという。 「痛みと喪失は、実はギフトだと気がついた。流産を経験したことによって、誰かの母親になる前に、まずは自分自身の母となって自らをケアしなければならないとわかった」 そして「多くの女性は、自分が不調であってもなんとかふんばって、他人の面倒をみている」とも語ったビヨンセ。妊娠が困難だった時期には、「とにかく1年間、自分の健康だけに集中していた」と明かし、まずは自分の身体を大切にすることが必要であるとしている。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>