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目が見えない保護猫つむぎさん。「障害も含めて愛おしいんです」

今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる 】  猫の譲渡活動が盛んになっても、障害を持つ猫は飼い主さんが見つかりにくいのが現状。しかし、障害猫の中には持っている障害も含め、惜しみなく愛されている猫ちゃんもいます。ピノワルド工房(@pinowald)さん宅で暮らすつむぎさん(三毛猫/2歳)もそのひとり。(初公開日2020年1月3日 情報は取材当時)
@pinowaldさん宅で暮らすつむぎさん(三毛猫/2歳)

ピノワルド工房(@pinowald)さん宅で暮らすつむぎさん(三毛猫/2歳)

 つむぎさんは生後数週間の頃、カラスらしき生き物に両目を突かれ、かろうじて右目が光を感じられる状態で保護された子。  当時、ちょうど猫を飼いたいと思っていたピノワルド工房さんは市内の保護猫団体による里親募集サイトで、偶然つむぎちゃんを発見。ご夫婦ともに一目惚れしたため、すぐにメールで問い合わせ、譲渡会で出会い、おうちに迎えました。

「この子で本当にいいの?」と言われた。けど……

@pinowaldさん宅で暮らすつむぎさん(三毛猫/2歳) 目が見えないつむぎさんは一般的には「障害猫」として認識されるため、保護猫団体に問い合わせをした時、「この子で本当にいいのでしょうか……」と言われたそうですが、ピノワルド工房さんは引き取る際に葛藤などは全く抱かなかったと言います。「私たち夫婦は共に障がい者福祉の仕事に携わっているせいか、全盲の子だからどうこうという意識はありませんでした。逆に愛おしいなと思って。」 続きを読むには会員登録(無料)orログインをしてください。 ※ログイン後も下記のボタンは表示されます
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@pinowaldさん宅で暮らすつむぎさん(三毛猫/2歳) そう打ち明けるピノワルド工房さんは障害も含め、つむぎさんを愛しています。「目に障害がある猫、足に障害がある猫、病気がある猫……世の中にはたくさん障害のある猫がいると思いますが、人間のパラリンピックのアスリート選手のように、障害があっても他のことで優れた能力があるのではないかと思っています。」  現につむぎさんは空間把握能力が優れており、物や壁に頭をぶつけたりすることはなく、飼い主さんの指でじゃれることも。

嗅覚もすごいので、猫カフェでの浮気はすぐにバレる

 L字の階段をダッシュしたり車の音を聞きつけて玄関まで迎えに来てくれたりもするそうで、キャットタワーへ登るのもお手のものです。 @pinowaldさん宅で暮らすつむぎさん(三毛猫/2歳)「嗅覚もすごいかも。猫カフェでの浮気はすぐにバレますし、ご飯を手にした瞬間に駆け出してくる察知能力にも感心させられます。」 @pinowaldさん宅で暮らすつむぎさん(三毛猫/2歳) 毎日感動と楽しさを与えてくれるつむぎさんは、ピノワルド工房さんにとって大切な家族の一員。 「私たち夫婦は不妊治療でも子宝には恵まれませんでしたが、自分の子どものようにかわいい子に巡り合えたと感じています。」
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大事なのは、その猫自身を愛せるかどうか
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