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目が見えない保護猫つむぎさん。「障害も含めて愛おしいんです」

同居の猫ちゃんとも仲良く追いかけっこ

 また、同居猫のいとちゃんとはほどよい距離感を保ちながら、絆を深めている様子。 「最初の頃はビックリしたのか威嚇を繰り返していましたが、慣れてくるといとちゃんのお尻をなめたり毛繕いをしたりしていました。今では仲良く追いかけっこをする日々。時には喧嘩もしますが怪我はなく、どちらかが手を止めるとそこで終了します。」  なお、つむぎさんはいとちゃんが新しい段ボールの中に入ったり新しい棚の上に乗るなど、新しくやったことは聞き耳を立て把握し、その日の夜にこっそり真似をするお茶目さも持ち合わせているよう。

目が見えないこともひとつの個性

「つむぎさんは目が見えませんが毎日新しい活動をし、我が家に楽しいひと時を与えてくれる大切な家族。人間も生きていれば障害になるかも知れませんし、猫も生きていれば障害になるかも知れません。何も変化のない生き物はないのだから、目が見えないことをひとつの個性として受け止めています。」  ピノワルド工房さんはこれから障害を持つ猫を迎えたいと考えている方や、愛猫が障害を抱えたら……と悩んでいる方にこんなメッセージを贈っています。 「大事なのは、その猫自身を愛せるかどうかなのだと思います。つむぎさんももしかしたら今後、大きな病気や障害を抱えることがあるかも知れませんが、そうなっても家族生活を楽しみたいです。」  猫を迎えたことで自分自身も救われたというピノワルド工房さん。  その惜しみない愛を感じつつ、つむぎさんは障害猫としてではなく、「つむぎさん」として、これからも猫生を満喫していくことでしょう。 <文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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