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結婚式の時点で、離婚がちらつく新郎新婦3パターン

 こんにちは。おまみこと、長谷川真美です。6年のウェディングプランナーの経験を経て、式場専門のコンサルタント、プランナー養成講座の主催、フリーランスのウェディングプランナーをしています。
結婚式で喧嘩している新郎新婦

写真はイメージです(以下、同じ)

 ウェディングプランナーをしていても、おふたりがご結婚された後、残念ながら離婚に至ってしまった場合、その多くは知ることはできません。わざわざ「私たち、離婚しました」と報告してくださることもないからです。ただ、担当をしていると、「ひょっとしたら離婚してしまうのでは……?」と余計なお世話ながら、心配になるお客様がいます。

①折り合わない両親の間に挟まれた新郎新婦

 打合せをしていて、あまりにもお互いの両親の意見が合わない場合も、心配になってしまう状況の1つ。  たとえば、新郎新婦が生まれも育ちも全然違う土地で、かつその土地の婚礼文化が根強く残っているような地域出身の場合などは、意見のぶつかりが顕著になります。「引出物は9品」と片方が言ったかと思えば、「そんなにたくさん要りませんよ。持って帰るの大変じゃないですか!」というやりとりが始まってしまうのです。  間に挟まれている新郎新婦もかわいそうですが、どちらかを立てればどちらかが立たない……。地域ならではの風習は、どちらが正しいとは言えませんし、傍から見ていてハラハラが止まりません。新郎新婦が翻弄されている様子は、ただただ気の毒で、「結婚後、上手に折り合いをつけることができるのかな……」と心配してしまいます。

②新婦を見下す、新郎びいきな親族

 また、こんな方もいました。結婚式当日、新郎側のお母さんとおばあさんは、主賓の祝辞の際、おいおいと泣かれていました。その姿は、「うちの子は優秀なんですよ。立派なんですよ」と言わんばかりの様子です。  一生に一度の晴れ姿ですし、微笑ましい光景であることに違いはないですが、その後の新婦側主賓の祝辞では、先ほどまでおいおいと泣いていたのが嘘だったかのように、「〇〇さん(新婦)のことは聞く必要ない! うちの子のことだけでいいのに! どうせ大げさに言っているに決まってるんだから!」と大きな声で言われた新郎のお母様。 結婚式のスピーチ その様子を見ると、どうしても「結婚してから大丈夫かな……」と思わずにはいられません。ちなみにこのおふたりは、新婦の方が学歴、職業など、すべてにおいて、いわゆるハイスペックでした……。

③打ち合わせ中もずっと喧嘩している

「喧嘩するほど仲がいい」と言いますが、打合せのたびに常に喧嘩をしている新郎新婦も少し心配になります。それも、結婚式の内容のことで喧嘩するのではなく、トイレの電気を切り忘れていたとか、帰るコールがなかったとか……。日常の些細な喧嘩に、こちらも仲裁に入るわけにもいきませんので、困ってしまう場合もあります。  結婚式の内容に関して、打合せ中に喧嘩へ発展する場合もありますが、その多くの場合は、打合せが終わるまでにはクールダウンします。最初から最後までずっと喧嘩をしているお客様は、無事に結婚式当日を迎えられたとしても、やはり心配になってしまいます。  私たちウェディングプランナーは、大げさに思われてしまうかもしれませんが、当日を想い出にしていただくだけではなく、長い結婚生活の中で様々なことが起こっても、「あれだけすてきな結婚式だったんだから、別れられないね」と思っていただけるように……という気持ちでお手伝いをしています。  もちろん、その後におふたりに何かあっても、お力になれることはありませんが、その気持ちだけは本当です。結婚式をされる多くの方々にとって、そんな結婚式になるといいなぁと思いながら、日々過ごしています。結婚式は、ゴールではなく、スタートであることに違いはありませんから。 <文/長谷川真美>
長谷川真美
株式会社OMエンタープライズ代表。ウェディングプランナー、式場専門コンサルタントを経て経営コンサルタントに。プランナー育成塾「おまみ塾」、オンラインサロン「ライフキャリア研究所-It's up to you」主宰。起業女子に向けたブログを運営。Instagram:@om_enterprise.0222、Twitter:@omenterprise
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