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秋ドラマ名作ベスト3。木村拓哉、高畑充希らの演技力が光った今クール

 2019年10月クールのドラマがすべて最終回を迎えました。そこで、今クールも僭越ながら、わたくしドラマウォッチャーの中村裕一がベスト3を選ばせていただきました。みなさんの評価はいかがでしょうか?

第3位 『G線上のあなたと私』松下由樹が脇役を好演

(※画像:『G線上のあなたと私』TBS公式サイトより)

(※画像:『G線上のあなたと私』TBS公式サイトより)

 まず第3位は、波瑠主演『G線上のあなたと私』(TBS系)。  バイオリン教室で知り合った也映子(波瑠)と理人(中川大志)が繰り広げる、くっつくのかくっつかないのか、まさにG線上とも言える二人の微妙にたゆたう関係性が綴られた本作。  その恋愛模様もさることながら、印象に残った登場人物が松下由樹演じる幸恵でした。
 介護が必要になってもわがまま放題の義母・由実子(夏樹陽子)と、事なかれ主義で頼りにならない夫・弘章(小木博明)に挟まれ、家に居場所がない彼女。そんな息苦しい日々を過ごす彼女が仲間との音楽によって救われる姿に感情移入した人は多かったのではないでしょうか。
ナースのお仕事

「ナースのお仕事スペシャル」 フジテレビジョン

 松下といえば、今井美樹演じる姉から婚約者を略奪する『想い出にかわるまで』(’90年)や、観月ありさとのコンビが抜群だった『ナースのお仕事』シリーズ(’96年~’14年)など、さまざまなキャラクターを器用にこなし、いまやドラマに欠くことのできない存在。作品を引き締める名バイプレイヤーとして、これからも息の長い活躍をしてほしい女優の一人です。

第2位『同期のサクラ』 高畑充希の演技がリアルかつ不思議な存在感

(画像:同期のサクラ公式HPより)

(画像:同期のサクラ公式HPより)

 続いて第2位は、高畑充希主演『同期のサクラ』(日本テレビ系)。  脚本は遊川和彦。『女王の教室』『家政婦のミタ』『ハケン占い師アタル』といった、近年の遊川作品の特徴とも言えるクールな主人公・北野サクラと、同期入社した4人(橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音)との10年に渡る交流を描いたこの作品。
 故郷である離島に橋をかけたいという大きな夢を抱き、建設会社に就職したサクラ。その愚直さゆえに、周囲との摩擦や衝突は日常茶飯事。  しかし、第1話で初めて画面に登場した彼女は、なんと病院のベッドの上でした。理由は後から明らかになるのですが、子どもを助けようとしてバイクとぶつかり、そのまま頭を強く打ち昏睡状態に陥っていたのです。
 物語はそこから10年前にさかのぼり、1話ごとにサクラと同僚たちの姿を追いながら現在の時系列へと進んでいくという、ややトリッキーな構成。第9話でようやくサクラは昏睡状態から目覚めますが、変わらず自分を貫き、理想のために最後まで力強く歩いていきます。  目的のために決してあきらめずまっすぐに進む、どこかターミネーター的な凄みすら漂わせるサクラ。そんな突拍子もないキャラクターに生命を吹き込み、リアルかつ不思議な存在感を与えた高畑の演技が「私には夢があります!」というセリフとともに非常に心に残りました。
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