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キムタク気取りの美容師が「マジ俺好みの髪型にしちった」と耳元で…美容室の災難

シャンプーは料金設定レベル3段階。一番高価なのをプッシュされた

 檜山夏希さん(仮名・看護師・28歳)は、最近引越しをしたばかりです。 「一人暮らし歴9年目なのですが、引っ越しをする度に最寄駅近くの美容院の中からお気に入りを見つけて、行きつけにしてきたんですよ」  なので、某サロン予約サイトを使い自分の最寄駅で検索をかけ、雰囲気の良さそうなお店を見つけて、お得なクーポンを使い予約を入れました。 「そして予約当日、お店に行くと美人の美容師さんが迎えてくれて、丁寧に私がどういうヘアスタイルにしたいのか聞いてくれたので、当たりの美容院かな?と思ったのですが…」 美容師 美容師さんに連れられてシャンプー台に向かう夏希さん。 「すると料金表を見せられて『簡単なシャンプーは無料、ちゃんとしたシャンプーは五百円、2度洗いは千円、髪に良いシャンプーで洗うと二千円になりますがどうしますか?』と聞かれて、え?と思いました」  猛烈に二千円のシャンプーをプッシュされ、ちょっと怖くなってしまった夏希さんは「無料のでいいです」と勇気を出して言いました。 「そしたら、私の髪をシャワーで濡らしてシャンプーつけて、クシャクシャって2回位髪をつかんだだけですぐにすすがれちゃったんですよ!こんな事は初めてで驚きましたが…最近はこういう店が多いんですか?」

クーポンにトリートメントの販売など金・金・金

 その後も、夏希さんの髪は鎖骨より少し短いくらいの長さなのに、ヘアカラーのロング料金が発生しますと言われたり、三千円のトリートメントを何度も勧められ「こんなパサついた髪じゃ恥ずかしいですよ」と鼻で笑われたりと…リラックスしに美容院に来たのに、すっかり疲れてしまった夏希さん。 「カラーをしている間もずっと、お店で使える一万円で三千円お得になるクーポンを買えとグイグイくるので…本当にウンザリしました。あまりにしつこくて途中トイレに逃げ込んだりして、お願いだからはやく終わって~と思っていましたね」  やっと全てが終わり、お会計をして解放してもらえると思ったら…。 [美容師]残酷物語「今度は、同じ系列のマツエク店のクーポンのセールストークが始まってしまって…」  さらにこのお店の会員証を渡され「予約をキャンセルする場合は前日までに。当日キャンセルした場合は二千円いただきます」と言われたそう。 「もう2度と来ないから大丈夫だよと思いました。とにかくずーっとお金の事ばかりされ続けて、肩はこるしクタクタになってしまいました」 <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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