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“猫にモテる”と噂の入浴剤を使ってみたら、嬉しい反応が…

さて、猫たちの反応は?

 その後、湯船に浸かること30分。しっかり、またたびとローズの香りを体に染みこませた後、愛猫と対面することに。我が家にいる3匹は筆者が入浴すると、いつも脱衣所で出てくるのを待っていて、機嫌がいい時は体をすりよせてくれます。果たして今日はどんな反応だろうと期待していたら、茶トラのレオンが早速においを嗅ぎにきてくれました。 「ネコモテ バスパウダー」使ってみたら甘噛された 気のせいか、いつもより念入りににおいを嗅いでいるように感じられ、なぜか突然、甘噛み!  実際にまたたびは入っていなくても、なにかが彼の心には響いたようです。  なお、他の2匹も興味深そうに手や足のにおいをクンクン「ネコモテ バスパウダー」使ってみたら手や足をクンクン 「ネコモテ バスパウダー」使ってみたら手や足をクンクン2 我が家では爆発的にモテたわけではありませんでしたが、「猫にかまわれたい」という欲求は満たすことが出来ました。今後も愛猫がツンツンしている時は使用して興味を引きたいと思います。

【+α雑学】そもそも猫に「またたび」は危険?

 最後に、このパウダーには入っていませんが、「またたび」について雑学を。 またたびには、猫のストレスを軽減する効果があるもの。しかし、またたびを猫に与えるのは危険だという話を耳にすることもあります。実はこれ、どちらも正解。またたびは使い方によって、毒にも薬にもなるアイテムなのです【+α雑学】そもそも猫に「またたび」は危険? そもそも、またたびとはマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本。6~7月になると、梅によく似た花を咲かせます。ちなみに、つぼみの頃か花が開く直前に、マタタビノアブラムシという昆虫が花の中心にある「子房」に産卵すると、正常な果実になりません。そうした異常な発育をしたものは「虫癭果(ちゅうえいか)」と呼ばれ、古くから漢方薬として使用されています。  猫がまたたびに反応するのは、口蓋(こうがい)の奥にフェロモンを感知できる「ヤコブソン器官」を持っているため。またたびに含まれている「マタタビラクトン」や「アクチニンジン」といった成分が発情時の行動を司る中枢神経を刺激するので、与えると発情期のような行動が見られます。その時、猫は“泥酔状態”に。虫癭果には正常な実や葉、茎などよりも「マタタビラクトン」「アクチニジン」が多く含まれているので、効果がより現れやすいでしょう。  またたびの効果は粉末<液体<実<枝<葉の順に強いといわれており、大量に摂取させると呼吸困難が引き起こされる恐れがあるので要注意。初めて与える時はごく少量を舐めさせたり、においを嗅がせたりして様子を見守ってみてください。 <文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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