三四郎・小宮系男子が初デートの日に土下座写真をLINEしてきたワケは?
ある日突然、全くタイプではない男性から熱いアプローチを受けたら…あなたならどうしますか?
そして、その気はなかったはずなのにデートする事になった場合、どんなきっかけがあるのでしょうか…。
松田夏希さん(仮名・26歳・デザイン事務所勤務)は先日、久しぶりの合コンに参加しました。
「学生時代の友達に人数合わせで急きょ呼ばれたのですが、やっぱりこういう集まりはちょっと苦手だなと思いましたね」
そして、何人かの男性から「LINE交換しましょう」と頼まれた夏希さん。
「合コンに来ておいて断るのも悪いかなと思い、応じたのですが…社交辞令的な堅い返信ばかりしていたらほとんどの人からは連絡なくなりました(笑)」
ですが、Nさん(25歳・会社員)という男性からは、繰り返し連絡がくるそうで…。
「おはようとか、お昼何食べた?とか1日に4~5回は必ずLINEがきて。仕方なく1回位は返信しますが、ハッキリ言ってNさんの事全然タイプじゃないのでちょっと困っているんですよね」
ちなみにNさんは、お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信さんをちょっとガッチリさせたような見た目だそう。
現在彼氏はいない夏希さん。ですが、今まで10歳以上年上の男性としかお付き合いした事がなく、同世代の男性を恋愛対象として考えられないんだとか。
「それなのに何度もデートに誘ってくるので、もうハッキリと『そんな気はないので』と伝えたんですよ」
Nさんから「わかった、じゃあ今度の土曜日にもし雪が降ったらデートしてくれる?降らなかったら、もうあきらめるから」とお願いされたそう。
「そんな都合よく雪なんて降るはずないと思ったので、承知しましたと返信したんですが…」
土曜の朝カーテンを開けると、なんと雪が混じった雨が降っていたそう。
「ウソでしょ?と驚いていたらNさんからLINEがきたんです『み、みぞれだけど…これを雪とカウントしてもらう訳にはいきませんか?絶対に絶対にデートしてよかったと思わせるから!お願いします!!』と土下座している写真付きで(笑)」
そこまでされると、ちょっとNさんに興味がわいてきた夏希さんは「夕方までならいいですよ」とOKしました。
「するとNさんに脱出ゲームに連れて行かれたんですよ。最初は気が進まなかったのですが、いざやってみたら結構楽しくて(笑)」
そして夏希さんが魚が好きだと話すと、Nさんは魚屋さんが経営している定食屋さんに連れて行ってくれました。
「鯖(さば)サンドをすすめられたので食べてみたら、美味しくて。私の知らない事をいっぱい知ってる人だな~と思いました。それに定食屋さんなので緊張せずリラックスできたんですよ」
さらに、夕方になるとスマートに帰らせてくれたNさんに少し驚いたそう。
「もっとしつこくされるかと思ったら…もうちょっとゆっくり話をしてみたいなってタイミングでの解散でした。今まで食わず嫌いでしたが、なんか同年代のNさんみたいな人とワイワイするのもいいのかもなと思って」
それからNさんとのLINEが楽しみになった夏希さん。
「ホント今まで嫌な態度で接しちゃって申し訳なかったと反省しました。Nさんがどんな人なのかちょっとずつ分かってきたので、自然と自分の事も話したくなってきて」
そしてデートを重ねた2人は、お付き合いするようになったそう。
「よくNさんと『あの日みぞれが降らなかったら、どうなっていただろうね』という話になるんですよ。本当に最高のタイミングで降ってくれたよねって(笑)」
<文&イラスト/鈴木詩子>
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