――監督も相当猫に詳しくなったのではないですか?
トム・フーパー:ありとあらゆる猫に関する書物を読み、映像もたくさん観て、
猫に関しては相当勉強しました。
――映画の中のヴィクトリアがとってもキュートで美しかったのですが、この映画を観てフランチェスカさんのお芝居をもっと観たい、猫以外の姿も映画館で観たいと思う方が多いと思います。これからも映画に出演したいという気持ちはありますか?
フランチェスカ:今回このような特別な作品に出ることが出来て、たくさんの素晴らしい経験をさせてもらいました。わたしは普段舞台で踊っていますので、難しいこともたくさんあったのですが、今後新しいことに挑戦していきたいという気持ちを強くさせてくれたので、ぜひお話がいただければやってみたいです。
――楽しみにしている日本のファンに向けて一言お願いします!
フランチェスカ:一見楽しいミュージカルですが、深いテーマやメッセージが込められている作品です。愛、救い、人生の再生など……たくさん詰まっているので、ぜひ注目してください。
トム・フーパー:素晴らしいパフォーマンスを通して、優しい心がもたらす変化を描いた作品になっています。

【トム・フーパ―】
イギリス・ロンドン出身の映画監督。2010年のイギリス国王ジョージ6世を題材にした『英国王のスピーチ』では、アカデミー作品賞、監督賞をはじめ、4部門を受賞した。
【フランチェスカ・ヘイワード】
ケニア・ナイロビに生まれ、2歳でイギリスへ移住した。英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルダンサーで女優。
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<文/トキタタカシ>
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映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、
インスタグラムにて写真レポートを行うことも。