浮気の最中に彼からLINEが…「全部わかってるぞ」ってなんで?!
家の前で待ってた彼と修羅場に
「鬼電に驚きながらもその日は無視したままホテルに泊まり、翌日家に帰ると、玄関の前に彼氏が立っていました。私からしてみれば、彼のこういう粘着質なところが好きになれなかったところなのですが……言い逃れ出来そうもなく、一緒に部屋に入ると、そこからは修羅場です。
なぜか私の昨日の浮気はモロバレしていて、LINEに不正ログインされたか、つけられていたか、謝りながらもどうして分かったのか聞きましたが、結局彼からは教えてもらえず。私としてはもう別れてもいいと思いながら、なんとかその日は彼氏を家から追い出して、バレた理由をいろいろ考えました」
LINEに不正なログインな履歴はなく、尾行ならもう警察に相談するしかないか……と考えていた時に、ふと万年筆のことを思いだした相田さん。どうやらそのイヤな予感は的中していたようです。
万年筆に仕掛けられた罠とは
「結局、その後彼を問いただしてみたら、その万年筆は小型カメラが仕掛けられていて、私の行動が全て彼に筒抜けだったことが分かったんです。気になって調べてみたら、専用アプリを使えばスマホで映像を確認しながら撮影できるみたいで…。まんまとモニタリングされてたってわけですよ。万年筆はカバンの中に入れてたけど、たぶん会話とか声でバレたんだと思います。
でもいくら恋人どうしだとしても、盗撮・盗聴は犯罪です。そんな人とは一緒にいられないと言って彼と別れようとしましたが、粘着されてほぼストーカー状態と化してしまいました。結局半年ほど、実家や友人の家を渡り歩いてなんとか彼をふりほどくことができました。一生忘れることはできませんし、あれからモノとして残るプレゼントが怖くなってしまいました」
恋人からもらったプレゼントに、カメラが仕掛けられているなんて誰が思うでしょう。しかし、あまりにも簡単に、通販で誰にでも手に入れることができてしまう盗撮グッズ。自分がもらったものの中に、カメラが仕掛けられていないと本当に言い切ることができますか?
盗撮動画はアダルトサイトでも売買されることがあります。人からモノをもらう時は、そういう可能性が0ではないということも忘れないでください。
―シリーズ「思い出深いギフト」―
<文/ミクニシオリ イラスト/カツオ> 1
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