「でも、一番わかりやすいのは結婚線ですね。手は両方見た方が良いですが、利き手の方に出やすいです」 　結婚線は小指の下に出るかすかな線です。人によって1本だったり2本だったりしますが、その線をよく見ると羽根のように枝分かれしている場合があるとか。 「ダイアナ妃の手相を見た時、彼女の方も多数の男性と浮き名を流していることがわかりました。結婚線の下側に複数の線が出ていたのです」 　結婚線の下に出る数が浮気の数……。しかも恐ろしいことに現在のパートナーの浮気状況までわかるとか！ 相手のスマホをチェックする前に結婚線チェックした方がよさそうです。 「自分の浮気は結婚線の下側の支線となって出ますが、パートナーの浮気は結婚線の上に出ます」 　支線が上下に出て羽根みたいになっていたら、ダブル不倫状態ということですね。おそるおそる自分の結婚線をチェックしたらとくに支線がなくてとりあえず安堵。（それだけモテと無縁ということかもしれませんが……） 　浮気以外に、関わったらまずい手相の人についても教えていただきました。 「手首に、ナイフで付けたように深く刻まれた線がある人は、SMの趣味を持っているかもしれません。また、月丘(小指、薬指の下の手首側の膨らんでいる部分)には自分の無意識が表れます。ここにくっきりと線が入っている人は性的にアグレッシブです。月丘の下の方に入っているほど、性的倒錯の傾向がありますね」 　自分の月丘に線が入っている気がしますが、見なかったことにします……。 　とりあえず、浮気性については結婚線に出やすいことがわかりました。細くて短い線なので人の線をチェックするのが難しそうですが、チャンスがあったら凝視していきたいです。 「Love is difficult jorney…」と、最後にコッパ先生はつぶやいていました。そんな難しい人生の旅路も、手相が一つの指針となってくれることでしょう……。 ＜文＆イラスト／辛酸なめ子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】