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自殺願望を明かした人気歌手。来年からのツアー活動中止?

 いま最も注目されている若手歌手の1人であるホールジー(25)が、来年からしばらくツアー活動を控える意思を明らかにした。現在ツアー真っただ中で、5月には来日公演も控えているなか、来年からのツアー活動中止を示唆したホールジー。これまで、双極性障害や自殺願望、ステージ上での流産経験も告白しているだけに、体調も心配されるが……。

インスタに投稿されたメッセージ

ホールジー

ホールジー

 2014年にメジャー・レーベルと契約し、2015年にデビュー・アルバムを発表して以降、ヒット曲を連発してきたホールジー。現在は、今年1月にリリースされた最新アルバム『マニック』のツアー中で、5月には来日公演も予定されている(※2020年3月3日の時点で公演中止の情報はなし)。  デビュー当時はまだ20歳を過ぎたころだったが、セクシーなハスキーヴォイスと等身大の歌詞は人々の心をつかみ、一躍人気歌手となった。  最近リリースされたばかりの『マニック』で注目が集まるなか、ホールジーが今回を最後に長らくツアーを行わないつもりだと明かした。インスタグラムに最近のコンサートの様子を投稿し、こうコメントを付けている。 「2020年を最後に長期間ツアーをやらないことになると思う」 「この思い出をとても特別なものにしてくれてありがとう。毎晩のステージを大切に思ってる」
 現在敢行中のこのツアーは、6月2日のワシントン州ホワイト・リバー・アンフィシアター公演をもって幕を閉じる予定となっている。

双極性障害、自殺願望、流産……つらい経験もオープンに

 そんなホールジーは先日、キャリアが終わることや、仕事で命を失うことへの恐怖感を口にしていた。 「『こんなことずっとやってたら死んじゃうだろうな』って思うことがよくある」 「その一方で『でも生きていてもこの仕事が出来ないなら、死んだも同然かも』って思っていたりもする」  17歳の時に双極性障害と診断されたというホールジーは、7年前に自ら命を絶とうと思っていたことを告白。その際、うつ状態と躁状態を繰り返し、気分の移り変わりが激しい症状の中、自分の気持ちを曲に込めることで症状が改善されると明かしている。 「私は双極性障害があるの。色んなことがすぐ嫌になる」 「そのどうしようもない気持ちを集中できるのは音楽だけ。それから愛をもらえなくても意味がないとは思わない」 「私の気持ちの唯一の行き所となっているし、『そんなにひどくないから』って思わせてくれるものでもある」  人気歌姫マライア・キャリーも患っていたという双極性障害を公表したホールジーは、ほかの病でも苦しんだ経験を持つ。過去に子宮内膜症の痛みに悩まされ、3回流産を経験したこともあったことを明かしている。コンサート中に流産したこともあったというが、そのつらい経験によって治療に専念することを決断、手術を受けて回復したという。  さらに、2018年に行われた女性の地位向上を目的としたイベント「ウィメンズマーチ」でスピーチした際には、幼少期を含め過去に数回、性的暴行を受けたことを公表したホールジー。また友人も知人男性からレイプ被害を受けたことを明かし、女性たちが直面している問題を提起。そして「私たちには勝利すべき闘いがあるのです」と力強い言葉でスピーチを締めくくった。  自らのつらい経験をオープンにして、歌や言葉を通して、人々にメッセージを送り続けるホールジー。来年以降のツアー活動は中止されても、多くのファンに勇気を与え続けることだろう。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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