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性行為にトラウマがある婚約者、処女の私にできることはありますか?|性活相談

AVの撮影現場におけるトラウマ解消法

 AVの撮影現場では、過去の話を出来る限り詳細に話してもらい、そこととことん向き合い自身を解放してトラウマを乗り越えていく方法がとられがちです。なぜなら、ものすごくセンセーショナルなので、視聴者へ訴えかける力が強いし、本人を含む関わる人たちの感情を高め手応えが強くなるからです。 AVの撮影現場におけるトラウマ解消法 でもこの方法は危険です。なぜなら、トラウマの解消は一発で済むわけではなく、長期間に及ぶことがほとんどだからです。撮影の時は奇跡的にうまくいったけど、その後のプライベートな時間に苦しくなった時に、力になれる人が誰もそばにいなければ傷を深くしてしまう可能性が高いのです。  僕がセックスから人生そのものまでを教わった代々木忠監督は、トラウマを抱えた女優さんと接するときには、撮影後も関わっていく覚悟で臨んでいたとおっしゃっていました。後日に話を聞いたり、電話対応したりしていたそうです。でもそれを続けていると、重く闇の部分に飲み込まれていくことが多々あり、今はそこまで踏み込まないことにしているそうです。  ですが、僕が見る限り、今現在のスタイルでも、代々木さんの現場でセックスをすることでトラウマを解消していってるように見える女優さんが多くいます。撮影後しばらくして他の現場で会った時にも、明らかにセックスが変わっていました。つまり、過去に焦点を当てず、現在に焦点を当てる方法でも効果があるということが、代々木さんの現在のスタンスの現場にも言えると思うのです。  僕はトラウマ治療の専門家ではありませんので、僕の経験に基づく方法で、あなたと彼の現在に焦点を当てる方法で相談に応えていきたいと思います。

1日に1回、自分の性器を確認する

 まずお互いに、自分の体をよく知っておくことから始めてください。よく知るというのは、性器の形や状態を直接、もしくは鏡を使って見ることで、1日1回はするようにします。お風呂に入るタイミングがお勧めです。男性はトイレに行くタイミングで自分の性器を簡単に見れますが、女性は意図して見ようとしないと見れませんので、初めは面倒かもしれませんが習慣にしていってください。 1日に1回、自分の性器を確認する

性器の取説を作る

 普段の自分の状態を知った上で、性器の性的な扱いを自分で知っていてください。どういう風にすると気持ち良いのか、どういう風にすると痛いのかを探求し、自分の性器の取説が作れるようになってください。そしてそれをお互いに伝えながら行為を進めていってください。  具体的には、手で触る、舐める、性器同士をくっつける、入れる、動くといったステップを踏んでください。一気にやろうとせず、週に1、2回のペースで1ヵ月から3ヶ月位の時間をかける気持ちで臨んでください。  コミュニケーションが大事ということがよく言われますが、その前に自分のことがよくわかっていなければ、的確なコミュニケーションは取れません。必ず自分で自分のことを知っておくことが先です。
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