性的なコミュ二ケーションを取るときに1番大事なことは、拒否しても怒られたり雰囲気が悪くならないということが2人の間で共通認識として持てていることです。
彼が上司たちに連れていかれた売春宿の出来事を根掘り葉掘り聞く必要はないので、あくまでも想像に留めておいて欲しいのですが、おそらく嫌と言えずに行為をしてしまったんだと思います。女性の多くが勘違いしていますが、
男性も女性と同様に、性的な行為をしても、射精まで至ったとしても気持ちよくなかったり不快だったり、悲しくなることがあります。客観的には射精=快感と思われているのですが、自分の意思や感情と裏腹の行為だと精神的に傷つきます。おそらく彼の傷つきはこの類だと思います。
なので、あなたとする行為においては、
嫌なことは嫌だと言っていいし、無理だと思ったら途中でも止めていいし、そのことで2人の仲が悪くなったり、将来に希望を見出せなくなったり、自分を責めたりしないでいて欲しいのです。もちろん性的な行為をして2人が楽しみ喜びを感じられたら何よりなのですが、1番大事なのは2人の体と心が安心で安全であることです。そのための信頼であり愛情です。
それがね、相談文を読む限りは2人にあるんです。だから僕は言い切りました、安心してください、必ずうまくいくよって。
まとめておきますね。まず自分の体をお互いがよく知っておくこと。それをお互いにありのまま伝え合うこと。嫌なことは嫌だと、痛いことは痛いと正直に言い合い、決して無理はしないこと。その上で、お互いのできること、したいことをしていく。
性的な行為が初めてな2人にはわからないことだらけで不安かと思われますが、
性的な行為の喜びの本質は触れ合いです。安心できる、大好きな相手に触れたり、触れてもらう喜びは、僕たちが生まれた瞬間に持ち合わせているものです。赤ちゃんが抱きしめられて喜ぶのと一緒です。難しくないです。性器で得られる快感なんてオマケですからね。心から応援しています。楽しんで!
森林原人さん
<文/森林原人>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【性活相談者を募集!】
森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらの
お問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。
※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。