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キタナイ財布でもお金は貯まる?やめるべきは「投資っぽい浪費」

おおしまりえの幸せな人生の迷い方】  恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。 浪費癖 貯金なし! 浪費癖あり! もちろん養ってくれる相手もなし! そんな34歳独身のおおしまが、今後どうしていくべきかをファイナンシャルプランナーでコラムニストの西山美紀さんに話を聞きに行きました。  前回は「貯金の正解」と題し、お金の貯め方の第一歩を教えてもらいました。今回はお金の使い方についてのお話を紹介します。

自己投資風の浪費に注意

 貯金をするには、「稼ぐ力」と「使う力」の見直しが必要です。「使う力」って習慣みたいなものですが、どう見直して、変えていったら良いのでしょう。 「使い方に正解はありませんが、何かをしたり買ったことで満足する買い物は、使い方と使った後、それぞれを見直した方がいいですね」(西山さん、以下同)  よくあるのが、自己投資風の消費だそう。自己投資だからムダ使いではなく「投資」かと思いきや、「買ったものの読まない本」「参加して終わりのセミナー」「愚痴を言い合って終わりの仕事の飲み会」など活用が甘いものは、参加や買ったことで満足しており投資とはいえません。
積ん読

※写真はイメージです(以下、同)

「とはいえ、私も自己投資の消費はしがちなので、最近は使ったら1つアクションを起こすことを意識しています」  西山さんが実際におこなった話だと、外貨セミナーに行った後、ブログに感想を書くこと。それができなくても、外貨セミナーをキッカケに海外に目を向け、旅行の計画を立てるのも1つのアクションだといいます。 「小さい一歩でいいんです。とにかく使ったら次の一歩につなげると、投資はより力を発揮していくと思います」  筆者はこれを機に、ここ数ヶ月で参加したセミナーと買った本の行く末を見直しました。セミナーは比較的目的ありきで参加するので、完全にムダということはないですが、とにかく買って読まない本が多い! 瞬間的に「いい!」と思って買うのだけど、結局読む意欲は時間とともに落ちてしまう。そして積ん読に……。本は買ったらその日中に読み始めるか、1週間眠るようならメルカリに出すことを考えたいなと思ったのでした。

お金の使い方のダメ癖に気づいていますか?

 筆者は今回、西山さんに褒められたくて、ある企画を1つしていました。  それはお金特集の定番「お財布チェック」! いわゆる“貯金のできる財布”にセオリーはあるのか、自分の財布の貯まり度を見てもらおうと思ったのです。 財布 が、しかし、そんな浮ついた心を見透かすように、西山さんは言い放ちます。 「正直、お財布がきれいかどうかって、貯金力には関係ないですよ!」  ガーン……でも、一応私の財布みて…欲しい……。と、失意のまま去年買い換えた財布を差し出すと、財布と貯金の関係を教えてくれました。 「お札の向きが揃っているのは良いことです。それだけお金に意識が向いている証拠なので。ただ貯金という視点でいえば、キレイさよりも、“思い入れ”と“理由付け”が大事です」  理由付けとは「毎月これには使うけど、こっちには使わない」や「この払い方はしない」というマイルールがしっかり決まっていること。要するにルールがしっかりしていると、衝動買いやキャパオーバーの支出が抑えられ、財布がグチャグチャだろうと、お金は貯まっていくのです。  ちなみに良くない払い方とは、リボ払いやボーナス払いを当てにした先の買い物。また還元という言葉にハマって使いすぎるキャッシュレスも、気をつける必要があるそうです。
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