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ドラマ「来世ちゃん」の原作者いつまちゃんに聞く、性をこじらせた男女の攻防

女をメンヘラにする、松田という沼

――5人のうち、人気のキャラは誰ですか? 「桃江と松田が2トップで人気です。自分の経験に重ね合わせて好きと言ってくださる方もいますし、共感はできないけどキャラクターとして好きという方もいて理由は様々です。松田に関しては、悪い男って魅力的じゃないですか」
来世ではちゃんとします 松田

(C)いつまちゃん/集英社

――松田は、言ってほしいことを言ってくれますよね。 「すごく気が使えて、相手を肯定しかしないんです。誰に対しても『かわいい』『きれい』って心から言うし、悲しそうな女の子には優しい言葉をかける。でも、ヤッた後に相手からLINEがガンガン来ると、スルーして『どうして女はすぐ重くなるんだろう?』と。 …もう沼ですね、女心の一番柔らかいとこを甘やかすだけ甘やかして急に素っ気なくなる男は」 ――少女漫画発想で言うと、「彼を本気にさせるのは私だ!」と女に思わせちゃう男。 「それ『テニスの王子様』の跡部景吾みたいですね。『おもしれー女じゃねーの!』みたいな(笑)」 いつまちゃん3================================  デビュー作である「来世ちゃん」、実は、いつまちゃんの失恋と絶望から誕生したそう。次回インタビューでは、その裏話に迫ります。 <文/和久井香菜子 文字起こし/ブラインドライターズ 撮影/坂本陽>
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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