デマを信じる親にショック…今こそ家族で話したい「ウソ情報の見抜き方」
新型コロナウイルスの流行が拡大するにつれて、色々なデマが出てきて騒ぎになっています。
「新型コロナウイルスは26~27度のお湯で死ぬので白湯を飲むといい」「中国から原材料が輸入できなくなり、日本からトイレットペーパーが消える」といったデマに流されてしまう人が続出。ドラッグストアからマスクや消毒だけでなく、紙製品までなくなるという異常事態が起きました。
そんな中「普段は冷静な親から、どう見てもデマなメールが回ってきて驚いた」という声も。私たちの親世代の中には、スマホやインターネットに不慣れなためにネット情報を“検証”する手段を知らないという人も多く、ウソの情報に騙されてしまう可能性があります。
そこで今回は、「今こそ親子で話したい、デマを見抜く方法」をお伝えします。記事の最後には、そのまま親御さんへ転送できる「まとめ」も載せておきますので、ぜひ活用してくださいね。
特に今回は、友人や知人、親戚という「信用できる人」からデマが回ってきたことで、疑うことなく信じてしまう人が多かったようです。これはとても厄介。デマが回りやすいときだからこそ、信頼できる人が親切心で送ってくれた情報でも、「その人が持つ情報を疑う」という、今までとは違う行動をする必要があります。
ではどうやって、目の前の情報を疑えばいいのでしょうか。ポイントは以下の通り、非常にシンプルで当たり前のことばかりです。
ただでさえ大変な時期に、デマが流れることで、本来起きなくていい混乱が生じてしまいます。トイレットペーパーのデマを流した人の一人は、インターネット上で身分が特定された上に職場にばれ、処分を受けたというニュースも話題になりました。意図する、しないに関係なく、デマを流すことも、拡散することも罪なのです。
こんな時だからこそ、一人ひとりが、ウソの情報に踊らされないようにすることが大切。以下に、そのままコピー&ペーストして家族に送れる「デマを見抜く心構え」を用意しました。ぜひ活用してください。
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(お父さん、お母さん)へ
大変な時期だからこそ気を付けてほしいことを送ります。
思い出してください。今も昔も、世の中が大変なときにはデマが流れます。
本や新聞・ラジオと違って、誰でも気軽に情報発信ができるインターネットの世界には
思い込みや勘違い、それから悪意による、間違った情報も多く出回っています。
それらが、メールや噂の形で回ってくることも多々あります。
信頼できる人が回してきた情報でも、内容が正しいとは限りません。
どんな情報も「これは本当?」と思うクセをお互いにつけましょう。
【デマの見抜き方】
◆情報源(発信者)が不確かなものは疑う
たとえば「医療関係者が言っている」という情報なら、それはどこ病院の何先生?
命や健康に関する重大発表を、匿名でしているのは不自然です。
◆根拠らしきことが書いてあっても鵜呑みにしない
いかにも科学的根拠がありそうな難しい用語が並んでいても
ちょっと調べたらデタラメというのはよくある話です。
◆写真がセットでも信用しない
関係ない写真と一緒に、ウソのニュースを流すという手口もあります。
写真がついているからって、真実とは限りません。
いい情報だと思っても、人に伝える前にひと呼吸。
本当かどうかわからないときは私に知らせてください!
ウソかどうか、できるだけ早く調べて返事をします。
デマ騒ぎは、信じて広めてしまった人にも責任があります。
悲しい思いをしない、誰かにさせないためにも、一緒に気を付けていきましょう。
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デマにより店頭から消えたトイレットペーパーですが、このまま騒動が収束すれば今週末から来週には流通が戻るのではと言われています。すでに今週、大手スーパーの一部店舗が「安心してください」と言わんばかりに大量のトイレットペーパーを陳列し、男気を見せてくれましたね。
しかし、次にどのようなアイテム、そして人が、デマの対象になるかわかりません。これを機に、インターネットの情報を正しく活用する方法(ネットリテラシー)について、ご家族と話してみてはいかがでしょうか。
<文/女子SPA!編集部>
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