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ブラックすぎる職場で毎晩泣いた…暴言やエアコン禁止で命の危機

 お仕事ドラマでは、社員から嫌われるひどい上司や社長は、いずれ“倍返し”されるなどヒドい目にあうことも多いですよね。  けれども現実では、そんな胸のすく展開はなかなか起こらず、憎まれっ子が世にはばかっています。
パワハラ上司、モラハラ、社長、叱責、お詫び

写真はイメージです(以下同じ)

「辞めて2年以上経った今でもあの会社の夢を見てしまうことがあるんです」  そう話してくれた市川彩芽さん(仮名、45歳)は、度を越してケチな税理士が運営する地元の事務所に派遣社員として勤務していた際に、精神的にも肉体的にも苦しめられ、その経験が未だにトラウマになっているといいます。

冬は室内でもダウン着用、夏は熱中症の恐怖

 税理士でもある事務所の代表は50代。ハイブランドで身を固め、さっそうと歩く姿はいかにもできる男といった第一印象だったそうですが、その素顔は度を越したケチにして筋金入りの“自己中”社長でした。 「働き始めて一番驚いたのは、季節や天候に関係なくエアコン禁止だったことです。オフィスはスゴくせまかったのですが、社長室と他の従業員が作業する場所はきっちり別れていて、社長室以外はエアコン禁止。理由は単純に経費削減のためでした。  冬はいくら寒くても暖房禁止でパソコンのマウスを持つてがかじかんでしまって、もう仕事どころじゃないって感じでした」 どケチ税理士事務所 それでも冬はダウンコートを着込み、マフラーを着用、手袋までしてなんとか乗り切れたそうですが、夏は対処しようがなく、大げさではなく死の恐怖を感じながら仕事をしていたといいます。 「真夏は35度を超える猛暑日が続き、テレビでも『冷房を入れて熱中症には気をつけましょう』としきりに言われていたのに、『根性で乗り切れ』なんて前時代的なこと言われて……。  そこに社長が帰ってきて自分の部屋だけ冷房入れて涼み始めるんだから、もう殺意しかありませんでした」

ミネラルウォーターは1杯100円徴収

 どケチ社長はアメリカ文化への憧れが強く、アメリカで人気があるという触れ込みのものは何でも試していたとか。 「オフィスで定期的に購入していた水は、ハリウッドセレブに人気があるとかいうミネラルウォーター。でも、それを飲めるのは社長のみ。社員が飲む場合は1杯につき100円徴収するようでしたが、そんなものバカバカしくて誰も飲んでいませんでした」  そのどケチぶりは想像以上。自分以外はクライアントであっても水道水を飲ませ、自分だけウォーターサーバーを使ってミネラルウォーターを飲んでいたそう。 ウォーターサーバー飲料水 また、あるときは、アメリカに実在する高校を真似て、社員一人ひとりに先週起こった良いことをレポートで提出させるという試みを始めたました。 「見本にした高校ではレポートを提出させることで、問題を起こす生徒が減り、有名大学に進学する学生が増えたそうです。  同じことをすればスタッフのモチベーションが上がり、業績もアップするはずだという考えだったようですが、いつも暑い中、朦朧(もうろう)とした頭で働かされている私たちからすると、そんなことよりまずエアコンを使わせてくれというのが本音でしょ?」  市川さんは深いため息をつきます。
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社長のタイコ持ちはパワハラ女上司
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