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手作りマスクの正しいつくり方と、“交換頻度”を医師に聞く

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、巷では深刻なマスク不足が問題となっています。  そこで今回は、自宅にあるもので簡単に作れる「手作りマスク」の作り方を紹介したいと思います。考案者である、片貝医院院長の根本忠先生にお話を伺ってきました。
手作りマスクのつくり方を医師にきく

写真はイメージです

市販も手作りも効果はほぼ同じ

 根本先生は2009年の新型インフルエンザ流行の際、国内でマスク不足によるパニックが起こったことで、手作りマスクを考案。以降、医療関係者や医療施設で先生の手作りマスクが使用されました。今回のマスク不足で、改めて根本先生の手作りマスクがメディアで注目を集めています。
片貝医院 根本忠院長

片貝医院 院長 根本忠先生

マスクはあくまで、咳やくしゃみなどの飛沫が飛び散るのを抑え、他人にうつすことを防ぐためのものです。付けた人をウイルス感染から守る程の効果は期待できないと考えられています。ですので、N95マスクのように医療用の特殊なマスクでない限り、市販のマスクも手作りマスクも効果は大きくは変わりません」(根本先生、以下同)  そこで、マスクはあくまで他人に病原体をうつさないために着用するもの、という前提を知ったうえで、さっそく作り方を見ていきましょう。

手作りマスクをつくってみよう

☆用意するもの 手作りますくのつくり方☆用意するもの キッチンペーパー 輪ゴム2本 ホッチキス 「キッチンペーパーはどのメーカーのものでもOKです。裏面、表面も気にせず作ってください。輪ゴムは、髪を束ねるゴムなど何でも代用できます」(根本先生) 1. 作業台・手を綺麗に消毒する マスクを作る作業台や手を消毒して、綺麗にしておきましょう。 2. キッチンペーパーを二枚重ねて、二つに折る 2. キッチンペーパーを二枚重ねて、二つに折る  薄手のキッチンペーパーの場合は3枚重ねにします。キッチンペーパーの代わりに、ガーゼを重ねるとマスクの耐久性があがります。  ここできちんと折り目をつけておくと、仕上がりが綺麗になります。 3. キッチンペーパーを広げて、真ん中の折り目に向かって折る 3. キッチンペーパーを広げて、真ん中の折り目に向かって折る 4. 折った部分を半分に折り返す 4. 折った部分を半分に折り返す 5. そのまま裏返して、真ん中に合わせてさらに折りたたむ 5. そのまま裏返して、真ん中に合わせてさらに折りたたむ 6. 最後に真ん中で完全に折りたたみ、ジャバラ状態にする 6. 最後に真ん中で完全に折りたたみ、ジャバラ状態にする 7. 両端に輪ゴムを乗せて、ホッチキスで図のようにとめる 7. 両端に輪ゴムを乗せて、ホッチキスで図のようにとめるゴムをとめる位置を調整することで、子供用・大人用などマスクのサイズも調整できます。 8. 出来上がり!! 8. 出来上がり!!鼻筋の真ん中から、下顎までスッポリ隠れるサイズにするのが目安です。横幅も、耳たぶの付け根付近まで隠して、顔の広範囲を覆うようにしましょう。家にあるもので、簡単に確実に作れるのがこのマスクの特徴です。今回はキッチンペーパーで作っていますが、布で代用しても大丈夫です」  輪ゴムも、白いゴムや好きな色のゴムで代用すれば、かわいいマスクに仕上がりそうです。
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手作りマスクの替え時はいつ?
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