元人気子役、酒浸りだった私生活を告白「シラフでいられなかった」
11歳という若さで、世界的大ヒットシリーズ「ハリー・ポッター」の主役に抜擢され、一躍スターになったダニエル・ラドクリフ。人気子役として脚光を浴びる一方で、私生活では酒浸りだったというダニエルが、当時の心境について告白した。
また、風貌が激変して最近ホームレスに勘違いされたというダニエルが、今度は「新型コロナウィルスに感染した」と勘違いされる事態が発生した。
「ハリー・ポッター」シリーズで一躍世界的スターの座を手に入れたダニエル。しかし、シリーズが終わりに近づくにつれ、飲酒がコントロールできなくなっていったそうだ。シリーズ後のことを考えると、パニック状態に陥っていたからだという。
ダニエルは、BBCラジオの『デザート・アイランド・ディスクス』に出演した際、こう振り返っていた。
「『ポッター』の最後の方と、終わってから少しの間、飲酒ばかりしていたのは、次に何をしていいか分からないパニックからだったと思う。自信が持てなくて、シラフでいられなかったんだ」
しかし、もし俳優で成功していなかったら、酒におぼれることはなかったか? という質問について、それは分からないと語る。
「『理由に関係なくそれは起こったことなのか、それとも「ポッター」のせいでそうなったのか』と聞かれると、いつも考えさせられると同時に、イラつきをおぼえるよ」
「そんなことは分からない。僕の家族は代々、飲酒の問題を抱えていたみたいだし。ただ僕の両親はそうでなかったことを、ここではっきり言っておかないとね」
またダニエルは、同シリーズでの成功に「罪悪感」を感じることもあるという。
「最初にリハーサル室に足を踏み入れる時はいつも『僕がここにいるのはハリー・ポッターのおかげだって皆思っているだろうな』って考えが脳裏をかすめるよ。大体は、それで合っているからね」
「だから、それ以外のものを提供できるようにしている。そのことにより僕が頑張れるなら、それでいいと思う」
「僕は異常なほどラッキーだった。とても若い時に、とても素晴らしいことが起こったことに、なんとなく罪悪感を感じているんだと思う」
またダニエルは、「子役のスターたちが様々なプレッシャーにさらされ、だんだんと酒や薬に頼ってしまうようになる気持ちが理解できる」とも語っている。
「次に何をしていいか分からない」とパニックに
若くして成功したことに罪悪感もあった
新型コロナ感染のデマに「顔が青白いからね」
現在30歳になり、かつてのあどけなかった美少年の面影も消え、すっかり風貌が変わったダニエル。そのため、街中で気づかれるどころか、ホームレスだと勘違いされ、見知らぬ人からお金を手渡されたこともあったという。 そして今度は、ダニエルが新型コロナウイルスに感染したと勘違いされるような事態が発生した。これは、イギリスの国営放送「BBCニュース」のロゴを使った偽アカウントが、「ダニエル・ラドクリフがコロナウイルス検査で陽性だった」とのデマ情報をツイートしたことがきっかけだった。 その偽アカウントで、「感染を認めた最初の有名人」という誤情報を流されたダニエルだが、代理人がすぐ否定声明を出したことから、単なるフェイクニュースであることがわかった。 この偽ニュースが巷に出回っていることを、舞台のメイク担当者から聞いたというダニエル。「多分、僕がいつも体調が悪そうに見えるからだね。だから本当だと思われたんだろう。僕はすごく青白いからさ」と一定の理解を示したうえで、「『コロナウイルス感染を認めた有名人第一号』に僕を選んでくれて光栄」と皮肉交じりに反応したという。 色白なうえに無精ひげを生やしていることで、ホームレスに勘違いされる、健康状態が良くないと思われるというダニエル。とはいえ、「コロナウイルス感染」といった情報は、安易に信じることなく、冷静に受け止めるよう心掛けたい。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>Daniel Radcliffe Speaks Out About The Hoax Claiming He Has Coronavirus https://t.co/mpfGLstHIh
— BuzzFeed (@BuzzFeed) March 13, 2020