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若手社員のやりすぎな逆襲 嫌われちゃった上司の末路

 不景気のなか入社してきた20~30代とバブルをかすった40代とは、考え方や仕事のスタイルはまるで異なる。そのすれ違いから不満や鬱憤がたまる若い社員は多いが、40代だって言い分がある。そこで、嫌われてしまった40代会社員に辛い体験談を語ってもらった。上司とうまく付き合うヒントが見えてくるかも?

若手に嫌われ 退職に追い込まれた!



 製品梱包の現場で働いていた畑山一樹さん(仮名・45歳・無職)は、若手に嫌われ、退職にまで追い込まれた過去をこう語る。

「当時40歳で、中途入社したばかりだった私がリーダーになったことで、自分がリーダーになると思っていた30歳のA子に反抗されるようになったんです」

 仕事歴が1年ほど先輩のA子は、15人いた部下たちの事実上のリーダー的存在だったという。

「残業をお願いしても、彼女が『しない』と言えば、全員右にならえ。しかもA子はわざと梱包ミスをするようになったんです。そのミスを私のせいにし、上司に『リーダーを代えてください』と直談判。いづらくなり、半年で退職するハメに。相手が女性だったのもあり、強く言えなかったことでつけあがらせたのだと思います……」

強い注意があだとなって 無視される



 強く注意してしまったために、嫌われてしまった人もいる。

「20歳の新入社員B男は、お客さまはおろか上司にもタメ口をきく男だったんです。私の部下ではなかったのですが、目に余るため、『そんな態度なら、売り場を辞めたほうがいいんじゃないか』などと厳しく注意すると、『なんで他フロアの人間に言われなきゃいけないんだ!』と突っかかられ、無視されるようになってしまって」

 とは、ホームセンターで部門責任者をしている川辺光彦さん(仮名・46歳)。そしてB男は、同期などに川辺さんの悪口を吹き込み、皆で無視を続けていったという。

「今思うと彼がなぜあのような言動を取ったのか、まず聞いてあげるべきだったと思います。新人は、注意をしても何が悪いのかさえわからないことが多いですから」

いわれのないセクハラ疑惑で 円形脱毛症に



 悪い部分を的確に伝えても、納得してもらえるとは限らない。メーカー勤務の山本健さん(仮名・44歳)の場合、会社を巻き込んだ復讐騒動にまで発展。

嫌われちゃった上司の末路「3年前、新卒の研修を担当していたときに、東大卒のC男をリーダーに抜擢したんです。

 しかし、彼は会社のルールを完全に無視した独断で仕事を進めて、こちらの指示には『もう先輩たちの時代じゃないですよ』と反発。そこで皆の前で彼のどこがいけないのかを説いて叱りました。するとプライドを傷つけられたようで、入社1か月で退職したのですが……」

 ある日、C男と同じ新卒のD子が社内一斉送信したメールには、山本さんにセクハラをされて悩んでいるという内容が綴られていた。

「何の接点もなかったコなので寝耳に水状態。しかし社内全員に回ってしまったため、人事やコンプライアンス室までもが動く事態に。『自主退職の準備をしてください』とまで言われ、精神的に追い込まれ、円形脱毛症にもなり恥ずかしい日々を送りました」

 幸いなことに、辞めたC男が裏で糸を引いて復讐していることを、正義感ある新入社員が会社に報告し、山本さんの疑いは晴れた。

「後からわかったのですが、D子はC男と付き合っていたそうなんです。あの事件以来、部下の情報や言動からどんな人間か洞察し、それぞれの指導方法を考えて、相手に合わせて変えるようになりました。

 特に就職氷河期を勝ち抜いてきた新入社員は、会社に入った途端に、それまでのストレスが一気に出ることがある。自分たちと同じ常識の持ち主だと思って接すると火傷しますよ!」

 価値観の違う若手社員と40代社員。お互いが歩み寄ってみることも大切かもしれない……。

<PHOTO/Citrusss08>

― [40代会社員]のウザい言動【8】 ―




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