「大丈夫です」が口癖、スキがない女性の婚活は難しい…
こんにちは。恋愛コンサルタントの菊乃です。
仕事や趣味など、何でも自己完結するスキのない女性がいます。誰にも頼らない強さは立派ですが、恋愛に関しては少し苦労することも……。相談にいらした洋子さん(仮名)も、そのような女性でした。
大学時代の彼氏はとりあえず付き合ったような男性だった。同じ学部・同じサークルで共通の趣味もあり、「付き合ってみる?」と聞かれたので「うん」と答えた。
社会人になり、住んでいるところが遠くなった。会うための努力をするまでに至らなかった私たちは、そのまま別れることに。その後も、きっと新しい彼氏ができるだろうと思っていた。
25歳になったころ、同期達にほとんど恋人がいることが分かり焦った。その様子を見た同期の女の子が「大学時代の友達を紹介しようか?」と言ってきた。
とっさの提案に大パニック。彼女の友達は私を見たらなんて思うんだろう? もしタイプじゃなかったら断りにくいし……。そんなネガティブな考えの後、出た言葉は「大丈夫だよ。別にそこまで困ってないから」という強がり。
それ以降、男性とお付き合いすることなく12年が経つ。「大丈夫」が口癖のまま37歳になった。
こうして、洋子さんは相手がいないままアラフォーになり相談にきたのです。
都内某企業の庶務として働いている彼女の場合、婚活以前に休日を確保することからスタートしました。連絡が来るのがいつも23時台、退勤時間も遅いのです。
なぜそんなに忙しいのか。それは、「しっかりしないと」「期待にこたえなければ」という気持ちからやらなくていい仕事まで引き受け、一人で労働環境をブラック化していたからでした。
洋子さんは他人へのお願いがものすごく苦手でした。「迷惑かけるかも」と頼む前から心配するのですが、勇気を出してお願いすると、多くの方は「いいよ」と引き受けてくれたそうです。
プライベートの時間ができて、ようやく婚活スタートです。人に頼むのが苦手な洋子さんは、男性側の好意を無意識に拒絶することが多々ありました。
男性が食事代、お茶代を出すというときも「ありがとう。ごちそうさまです」といえばいいものを、割り勘にしてしまうことも。
マッチングアプリで知り合った男性と会った際にも、気遣いを払い除けていました。
彼は大宮在住で、洋子さんの住まいとは少し距離がありました。2回目のデートでは、洋子さんが出てきやすい駅で食事をしませんかと誘ってくれたのにもかかわらず、「わざわざこちらの方まで来なくても大丈夫だよ」と一蹴。
相手は洋子さんに対して気を使ったのに、その好意を拒んでしまったのです。これでは男性の活躍の場を潰しています。
その後、意識して「大丈夫です」を封印し、相手の申し出を「ありがとう」と受け入れるようにしていきました。
「困ってないから」と男性の紹介を断ってから12年間男ナシ
「大丈夫です」と仕事を引き受け、一人ブラック化する

「大丈夫」を「ありがとう」に変えよう

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