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「大丈夫です」が口癖、スキがない女性の婚活は難しい…

相手に誘うスキを与えないメッセージ

スマホ しかし、洋子さんはアプリを使っても、1か月で2人ほどにしか会っていませんでした。しっかりとプロフィール文を載せ、ちゃんと撮影した写真を掲載している割に少なすぎます。そこで、アプリでのやり取りを見せてもらいました。  大抵の男性側は「休みの日に何をしていますか?」という質問をします。それに対して彼女の返信は「たまった洗濯片付けたり、家の中のことをやってます。たまにカフェで読書したり、ヨガに行くこともあります」  その後何回かやり取りはあったものの、実際に会う前に頻度は下がっていました。

男性は誘うきっかけを探っている

「これ、男性は誘うきっかけを探っているんですよ。一人で完結することを答えたら、デートに誘うスキがない。それに、向こうから質問されたら、あちらにも同じ質問で返さないと」 「え?そうなんですね!正直に答えちゃダメなんですね」 「ダメではないけれど、何の目的で相手が連絡をくれるのか考えないと。今回はデートに誘うためですよね。例えば『出かけるのが好きで、春なので公園に行ったり散歩したりすることが多いです』と返せば、向こうも『お花見いいね』って反応が来るかもしれません。読書も家事もヨガも、付き合う前のデートプランにはならないでしょう」 「そ、そうですね。メッセージって難しいですね。ちゃんと頑張ってマスターします」  その後、アプリではご縁がありませんでしたが、入会した結婚相談所で出会った同年代の男性とご結婚されました。 「以前の私なら、結婚相談所は自分で相手を見つけられない人が入るところというイメージがあり、絶対に入らなかったと思います。でも仕事と同じで、相手探しって全てを自分一人で行う必要はないんですね」  洋子さんは自分一人でやらなければという呪縛から解放されて、柔軟さとともにパートナーを得ることができたのでした。 ※個人が特定されないよう一部脚色してあります。 <取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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