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美人なのに結婚できない33歳。モテるからこその問題が…

 こんにちは。恋愛コンサルタントの菊乃です。  美人で彼氏も途切れないのに、なぜか結婚できない……婚活市場には、そういった女性が一定数存在します。今回ご紹介する晴美さん(仮名・33歳)も、まさにそういった方でした。
女性

※写真はイメージです(以下、同)

美人で誘われることが当たり前…33歳女性の悩み

 晴美さんは、手足が長く髪も肌もつやつや。お洋服のセンスもスタイルもよく、腰の位置でくぼむキレイな背中にほれぼれとしてしまいました。骨格が完璧な天然美人です。  先日、趣味のイベントで出会った男性と食事をしたそうです。  彼は渋谷のIT企業で働き田園都市線沿線に住む28歳。向こうから誘われたものの、初デート後に「今日はありがとうございました」という定型文のようなメールが来て以来、連絡が途絶えてしまいました。その後「また会おう」という連絡もなく、このまま脈ナシで終わるのかな、来月は誕生日が来るのに……そんな焦りと不安からご相談にいらっしゃったのでした。 「え!自分から食事に誘ってみるんですか?」  自分から誘ってみては?とアドバイスすると、淡々としていた晴美さんが驚いたように見えました。 「そう。『行きたいお店があるから、付き合ってもらえませんか?女一人では行きにくいんです』って連絡してみましょう。男性が断らないようなメニューで値段が高くないお店、例えば焼き鳥屋や洋食屋、中華料理店など。あくまで口実で、お店は後で探せばいいから」 メール 驚きつつ、晴美さんはメールを打ちます。「これでいいですか?」と見せられた文面を見ると、まず「こんにちは。同僚ですごくお店が詳しい子がいて、おいしいよと言われた洋食屋が渋谷にあるんです。~~~」という、どうでもいい経緯がダラダラと書いてありました。 「こんにちは以外は削除して、要件だけにして送りましょう」 「でも、返信がないかもしれませんよね。友達に聞いても『向こうが会いたいなら誘うでしょ』と言われて」 「そういう意見もありますね。でもこの場合、大事なのは晴美さんがどう思っているかですよ。会いたいなら誘ってみましょう」  彼女は男性から誘われることに慣れ、「誘われない=興味がない」という思い込みがあるようでした。  文章を直し、送信ボタンを押した彼女はすっかり脱力。その後、「いいよ。いつにする?」とすぐに返信がありました。こんな簡単なことなのに、うじうじ悩んでいたのです。

恋の始まりも恋の終わりも自分で決められない

 男性ならば晴美さんを見て、第一印象で皆が意識するでしょう。しかし、比較的モテてきたがゆえの悩みがありました。それは、「自分から動いたことがない」。晴美さんが恋愛に受け身になったのは、恋愛遍歴が大きく関係していました。  初めて彼氏ができたのは高校時代。しかし大学進学で離ればなれになり、別れることに。その後有名大学に進学し、すぐに同級生から告白されました。お互いの両親も公認のカップルだったそうですが、就職後に彼は地方に赴任することになりお別れしました。  有名商社に就職すると、今度は同僚と付き合うことに。しかし彼は職場で上司から指摘されると言い返すような性格で、周りからは「なんであんな男と付き合っているの?」と言われることも。しかし、自分が嫌なことをされているわけでもないし…と付き合っていました。  ですがある日、風邪をひいてデートの日程変更をお願いした際。「せっかく楽しみにしていたのに。じゃ、他の子誘うよ」と心配の一言もなかったことがありました。その一件で何となく連絡が来なくなり、しばらくして「他に好きな子ができた」と言われ別れたそうです。 熱 その後も合コンなどで彼氏はできたのですが、長続きはしません。初めは熱心に口説いてきて、その熱意に負けて交際を始めるのですが、どの男性も交際するうちに自分勝手さが見えてくるようです。 「付き合って半年ぐらい経つと、忙しいと言われ月1で会う程度になります。私も連絡を取らないようにして距離をおき、それから自然消滅…というパターンが多いです」  何人目かの恋愛の結末を聞いていて不思議でした。 「晴美さんからはっきりと別れを切り出したことや、こうして欲しいと伝えたことはないのでしょうか?」 「ないですね。恨まれても困るし、だったら向こうに決めて欲しい」  連絡が減れば合わせ、自分から会いたいとも言わず、関係性をよくするための話し合いもしたことがないそう。これでは結婚できません。控えめで周りの空気を読む晴美さんは、ゴリゴリ誘ってくる「いい女を連れて歩きたいダメ男」とばかり付き合ってしまった。男を見る目がなかったのです。
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晴美さんにはさらに問題が…
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