自分のお金のクセ、把握してる? 浪費を減らすために気づくべきこと
弱点の裏側にある心の動きに注目
私の場合は「自己投資と美容についてのお金の使い方を見直そう」となるわけですが、ここでお金の使い方の具体的な行動を見直す前に、そもそもどうしてその行動に走ってしまうのか、自分の心にも目を向けることが大切な気がします。
そこで、自己投資と美容にばかりお金をかける心の動きを見直すと、「これが欲しい」と思う前には「このままだとヤバいかも」という自分への不信感が急激に高まっていることが思い出されます。不安な気持ちが大きくなり、衝動的に投資や美容にお金を使っていたのです……うーん、自己肯定感が低い(笑)。
逆をいえば、ストレスを感じることが起きても「私は大丈夫」と思えれば、お金は使わないはずです。お金の使い方を変えたいと思ったら、裏にある心の問題を解消する必要がありそうです。
お金のクセで見えてくる「自分らしさ」
またある男性は「そもそも収入の総額を把握したり、項目別に予算を出したり支出の把握が苦手」→「お金のことをちまちま考えると、自分の収入の足りなさと向き合わなくちゃいけないから嫌。自分の至らなさを痛感する」とも語ります。
一人ひとりお金のネックとなる部分は違いますが、もしかしたらその裏にある心を「弱点と思うか自分らしさと思えるか」で、マネーリテラシーの成長は大きく違ってくるのかもしれません。
私だったら「自分への不信感が高まりやすくて、すぐに解消したがる」性格を認めてあげることが、大きな一歩かも。そう考えると、お金の使い方という話をずっと考えたものの、結局は心。それも自己肯定感についても、もう少し自分の癖を知る必要があるのかもしれません。
<文・イラスト/おおしまりえ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
1
2


