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『麒麟がくる』川口春奈に「エリカ様の影がちらつく」の声も。それでも帰蝶役は正解だった

 長谷川博己さんが主役・明智十兵衛(光秀)を演じる2020年度NHK大河ドラマ『麒麟がくる』。その鮮やかな映像美と丁寧な人物描写が、以前からの大河ファンのみならず、若い視聴者たちの心を掴んでいると評判は上々です。  沢尻エリカさんの薬物問題での降板でスタート日が遅れるなど、放映開始当初は話題が先行していたこの作品。いまだに「帰蝶役が沢尻エリカだったらどうなっていただろうか」と思いを馳せる視聴者もいるようです。その一方で、代役となった川口春奈さんの演技を見て「川口帰蝶でよかった」という声も。  沢尻帰蝶派、川口帰蝶派。ともにどのような点に注目されているのでしょうか?
NHK大河ドラマ「麒麟がくる 」オリジナル・サウンドトラック Vol.1

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沢尻エリカの艶っぽい帰蝶を見たかった

 川口さん演じる帰蝶(濃姫)は、明智光秀とはいとこ同士で幼馴染、そして彼の因縁の相手・織田信長(染谷将太)に嫁ぐという数奇な運命をたどる、この作品でも重要な役どころです。  ただ歴史上において、明智十兵衛同様謎の多い人物であり、戦国時代を描いた数々の時代劇によって異なった帰蝶像が描かれるなど、その印象は女優や演技によってさまざまです。過去には内田有紀さん(『軍師官兵衛』)、松坂慶子さん(『国盗り物語』)など、そうそうたる面々が帰蝶を演じてきました。  そこで沢尻さんの代役として抜擢されたのが川口春奈さん。時代劇が初めてではあるものの、ドラマやCMで活躍し、その知名度は沢尻さんに匹敵するものですが、多くの人が代役発表の際に「沢尻さんに比べ若い」と思ったことでしょう。
 それもそのはず、降板が報じられた際、数々のメディアやSNSで代役候補として期待されていたのは、貫地谷しほりさん、水川あさみさん、満島ひかりさんなど、30代の実力派女優でした。  実際川口さんは現在25歳。長谷川さんは43歳で、その差は18歳。互いの演技力でカバーしているものの、やはり幼馴染として設定するには無理があり、親子であってもおかしくない年齢差です。むしろ親密というより、かなり年の離れた兄弟であるかのような壁を感じてしまいます。  これがもし、沢尻さんであれば、光秀との関係もどこか艶が生じ、帰蝶が信長に嫁ぐにあたって互いに葛藤するくだりの心理的距離の印象もそれぞれの違ったものになっていたはずです。
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川口帰蝶は染谷将太・門脇麦とのバランスがいい
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