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『麒麟がくる』川口春奈に「エリカ様の影がちらつく」の声も。それでも帰蝶役は正解だった

同年代・染谷将太、門脇麦との絶妙な掛け合い

 その一方で、実際、10代で信長に嫁いだと言われている帰蝶。史実にも謎の部分が数多くありますが、より忠実な方を採用するのであれば若い川口さんでも理にかなっています。  3月15日放映の第9回「信長の失敗」では、帰蝶はついに信長に輿入れしました。祝言をすっぽかされはしたものの、そのことを素直に詫びる姿や民衆を思う信長の姿勢に帰蝶も興味を抱き、鉄砲の手ほどきで急接近した場面は、多くの説明がなくともふたりの心の距離が近づいていったことが画面から理解できました。
 帰蝶は史実でも信長とは年齢の差が1歳ほどだったようですし、年齢的にも現在27歳の染谷将太さんは川口さんとぴったり。見るからに年上の沢尻さんと違い、対等な印象を持ちます。また、ふたりとも丸顔なので、その点でも似合いのカップルと言えるでしょう。  孤独なうつけ者・染谷信長と、気が強く凛とした川口帰蝶、今後の展開でどのような掛け合いが行われるのか、今から楽しみなところがあります。  また、3月1日放映された第七回「帰蝶の願い」でも、門脇麦演じる駒と互いに化粧をしながらキャッキャウフフと語らう年頃の女の子らしいシーンがありました。ネットには「可愛いすぎる!」「二人の女子トークをもっと聞きたい」というつぶやきも。  門脇さんと沢尻さんではこの同世代女性同士特有の空気感は出せなかったでしょうし、そのあとに続く、化粧で赤すぎる頬を十兵衛に「旅芸人でみたことがある」と言われてしまうシーンも彼女が幼く見えるゆえに台詞が生きたのでしょう。
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Youtube、キャスター……飛躍する川口春奈
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