超シンプルだけど奥が深いのが、ゆで卵。ゆで時間によって色も形も変幻自在なのですから、実験的なおもしろみがあります。本書から、ちょっとしたコツを抜き出してみました。覚えておけば失敗はないので、楽しく挑戦してみましょう。
写真はイメージです
・冷蔵庫から出してすぐにゆでるとひびが入りやすいので、常温に15~20分ほどおく。
・鍋に水を入れて火にかける。水は卵がしっかりかぶる量に。
・沸騰したら、おたまなどに卵をのせ、やさしく鍋の中に入れる。
※ゆで時間
とろとろ……ゆで時間6分~7分
半熟……ゆで時間8分~9分
ふつう……ゆで時間10分~11分
・ゆで上がったら、取り出して水を張ったボウルに移し、2分ほどつけてからむく。
ゆで卵が完成したら、あとはそのまま食べるもの良し。潰してマヨネーズや塩コショウと和えて、タマゴサンドにするも良し。一気にアレンジが広がるのです。
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その他、本書には市販品+卵でできるレシピもたくさん。レシピ本ならぬレスキュー本としても重宝するわ、と私は感激してしまいました。
たとえば普段料理をしない人にとって、魚や肉を使った料理ってハードル高いですよね。手が汚れるし、包丁で切りにくいし、まな板を念入りに洗うのもめんどくさい。そんな人におすすな食材が魚肉ソーセージ!
写真は本書より( 撮影:福地大亮 )
溶き卵にからめて焼くだけであっという間に「魚肉ソーセージのピカタ」に大変身してしまうんです(※細かい手順は本書を確認)。節約料理にもなりそうな、アイデアレシピですよね。
今までなんとなく買っていた卵が、急に愛おしくなりました。明日からあなたも、立派な自炊マスターになれちゃいますよ。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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