――一番大変そうな項目は?
新田「
北欧で犬ぞりに引かれオーロラを観に行く、ですね(笑)。まだまだ現実味を帯びていないです。セットがいいんですよ。犬ぞりとオーロラを別にすると、2回に分けて行かないといけないんです。氷のドーム状のホテルにも泊まりたい。でも、付き合ってくれる友人がいないので、大変なんです。それこそ恐竜の発掘通作業にも行ってみたいですよね。あとこれは実現できなくはなさそうですが、
小笠原諸島に行ってみたいです」
――それは東京なので、実現しやすそうです。
新田「ただ、
船で24時間かかるんです。行くなら船で行きたいんです。東京都と言っても、知っている日本の景色とは違うものが待っているような気がしていて、日本のガラパゴスと言われている場所が、どういう場所なのか気になります。
特にわたしは長野の出身で山間部育ちなので、海のないところで育っただけに海に囲まれた世界へのあこがれがあります。そこに自分と同じ言葉の日本語があり、そこではどういう暮らしがありと、いろいろと想像してしまいます。去年その一歩手前、八丈島まで船で行くところまでは実現したので、近い将来小笠原諸島まで行ってみたいですね」
――アクティブでロマンチストで、冒険家みたいですね!
新田「探検や冒険、確かにあこがれていましたね(笑)。だから映画でも、そういうジャンルのものが好き。『インディ・ジョーンズ』や『ハムナプトラ』シリーズなど、少年心がくすぐられるものが好きなんですね。宇宙とか。
そういう意味では、ラブストーリーはあまり観ないかもしれないですね。他人の恋愛は素敵だなあと思いつつも、どこか他人ごとになってしまうというか。やはり
自分の人生では絶対に経験できないことを描いているものを楽しめるものも映画の醍醐味だと思います」
――最後に映画を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします!
新田「今回、このお話をいただいたきっかけはもちろん<恐竜>というキーワードだったと思うのですが、もともとわたし自身、映画がすごく大好きなんです。映画館にもよく行きますし、映画には映画にしか流れない特別な時間があると思っています。
そういうきっかけで『恐竜が教えてくれたこと』みたいな素敵な作品と出会えたことは、すごくうれしいなと思いました。すごく光栄でした。この映画に恐竜は出てこないのですが(笑)、映画の鑑賞後、<恐竜が教えてくれたこと>について考えてみると、いろいろな発見もあって楽しいと思いますので、ぜひご覧ください」
配給:彩プロ
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<文・写真/トキタタカシ>
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映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、
インスタグラムにて写真レポートを行うことも。