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渡米していた私が見た激動の数日。コロナ禍で「一瞬で街から人が消えた」

空港では重装備の欧米人たち

 17日の朝に空港に行くと、来たときとはまったく違う光景が……! トランプ大統領の記者会見の様子 行き交う人たちの4人に1人くらいがマスクを着けているんです。もはやマスクをとがめるムードはありません。欧米人のほうが重装備なんです。マスクと顔との隙間をぴっちり密閉できる紙マスクや、ガスマスクみたいな呼吸穴がついているマスク、防塵用マスク。「日本人のつけてるその紙マスク、意味あるの?」みたいなレベルです。  ピッチピチのゴム手袋をつけている人までいます。前述の在米韓国人の方によると「アメリカ人は明日世界が終わるみたいに大げさなんだよ」と言ってましたが、ほんとにハリウッド映画みたいで世紀末感がすごかった。マスク着用を恐れていた9日とは大違いでした。  空港のショップも、お惣菜屋さん以外はすべて閉店。お土産も買えません。行きの飛行機もガラガラでしたが、帰りもそこそこ空席がありました。乗っているのはほとんど日本人のようです。機内では「感染防止のためにマスク着用することをご了承下さい」と放送があり、マスクをしているCAのかたもいました。

2週間の自宅待機を終えて

 帰ってきてみると、マスク率は日本の方が高いけど、アメリカほどの世紀末感はありませんでした。18日の時点では税関も特別な体制はなく普通に通過し、乗客が2名しかいないリムジンバスに乗って帰ってきました。その後はなるべく自宅で様子見していましたが、無事2週間を越すことができました。  滞米中の1週間は、転換期だったと思います。ガラリと状況が変わったことを肌で感じました。他の国も、同じように1、2週間で急転直下と聞きます。日本も例外ではありません。  行きの飛行機も帰りの飛行機も、空席が多い中、日本人は学生風の旅行グループが目立ちました。カンファレンスは、大手企業の多くはキャンセルして出展していなかったので、資金のある企業のほうが自粛しやすいのだと思います。学生や私のような個人ほど、払ってしまった代金の支出を考えると返金なしで不参加という判断はしにくかったです。  もちろん、最大限のケアをした結果、運良く発症することはありませんでしたが、万が一、自分のせいで身近な人が罹患して、亡くなられたりしたらと思うと、恐ろしいです。  ともかく、早く終息することを祈っています。 <文/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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