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元空港スタッフ女性が、転職して9年経っても抜けない「職業病」って?

時間の管理ができないならグラホ失格?

 実は私、体育会系で完璧主義(今となっては“だった”だけど)。 時間の管理ができないならグラホ失格? 過去に、自分の仕事が遅れたせいであわやフライトを遅延させそうになったことがあり、それからはもう神経質なほどに”時間前行動”をするようになりました。  例えば、朝。誰よりも早く出勤し、自分が担当するその日の業務の準備を始業時間前に終わらせる……とか。これ、人によって賛否両論あると思いますが、私はこのスタイルじゃないと調子が狂うんですよね(時給は発生しません)。その背景には、「これを終えておかないとミスしそう、迷惑をかけてはいけない」という恐怖心のようなものがあったのかも。  中堅クラスからベテランになる頃には、ストップウォッチを持った青鬼に変身。「時間前行動や余裕を持った行動、先を予測した行動ができなければグラホ失格!」と厳しく新人教育や業務にあたっていました。  ストイックグラホ・モンスターですよ、まさに。 【青鬼に変身した話】⇒航空会社、女の上下関係「新人を泣かせて青鬼と呼ばれてました」

退職から9年経つ今も抜けない習慣

退職から9年経つ今も抜けない習慣

元グラホ、現ライター・ヨガインストラクターの高木沙織さん

 そんな生活をしてきたものだから、プライベートでも時間前行動や先を読んだ行動が習慣に。とりあえず待ち合わせの30分前到着はあたりまえ。もし、電車が遅れたら? 相手を待たせてしまったら? 方向音痴ゆえに待ち合わせ場所を間違えたら? こんなことを考えてしまうんですよね。  退職後9年も経つのでできることならこんな自分を変えたいとは思っていますが……。疲れているときなんかは特に、あと30分寝れたら……って。  最後に、「そんなに早く待ち合わせに来られていたらプレッシャーだよ」と思った友人・知人のみなさん。どうかお気になさらず(笑)。  みなさんは、時間前? ジャスト? それとも……、遅刻? どれ派ですか? ―グランドスタッフの裏話 VOL26― <文/高木沙織> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi
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