コロナ地獄の中、神対応が話題の各国リーダーたち。で、安倍首相は?
世界中の国々が新型コロナウイルスと必死で格闘している今。ドイツのメルケル首相や米ニューヨーク州のクオモ知事のように、リーダーシップを発揮して支持率がアップしている指導者もいます。
一方で、強い指導力かどうかは別として、心がなごむような対応や、逆にトンデモない行動で話題になったリーダーも。そこで今回は、そんな話題のエピソードを集めてみました。
●ニュージランド、アーダーン首相
3月23日から全国民に対して自宅待機を要請し、さらに25日深夜から外出制限を行っているニュージーランド。自宅に長時間とどまることになった国民からすれば、「いったいこの状態がいつまで続くの?」「近所の散歩もダメなの?」と、様々な不安がよぎるもの。そんな国民の声に答えるべく、アーダーン首相は3月26日にFacebookライブを実施しました。
部屋着と思われるカジュアルな服装でカメラの前に現れたアーダーン首相は、現職の首相として初めて産休を取得した現役のママ。赤ちゃんを寝かしつけてから、ライブを実施したとのことで、そんな飾らない自然な姿も好感を持たれる理由かも。約17分のFacebookライブは、4月9日時点で500万回以上再生されています。
これ以外にも、アーダーン首相は子供にもわかるような言葉で発信を続けています。
●イスラエル、リブリン大統領
学校が休みになったりオンライン授業になったり、外に遊びに行けず、一日中自宅で過ごす子どもたちにとって、自宅待機は退屈でつまらない時間のはず。居住地からの外出が禁止されているイスラエルでは、そんな子どもたちに向けて、リブリン大統領がなんともユニークな対策を実施しました。
それが、絵本の読み聞かせ。大統領が絵本を読む動画はYouTubeに投稿され、3月20日、4月1日など、複数回行われています。YouTubeの時間になったら、子どもがPCやスマホの画面を見て、少しでも楽しい時間が過ごせるようになるかもしれません。
●アイルランド、バラッカー首相
毎日増え続ける患者の対応に、多くの国では医療現場が崩壊危機にあります。そんな深刻な人手不足を受けて、首相自らが立ち上がり、医療現場に復帰したのが、アイルランドのバラッカー首相です。
政界に入る前は、大学の医学部を卒業し医師だったバラッカー首相。アイルランドの医療現場では、現場から離れている医師や看護師にも復帰を呼び掛けているほど、人手が足りていない状況なのだとか。首相は、そんな現場の状況を受けて、週に1度の限定ですが、医療現場で治療などにあたることが4月5日、発表されています。
●ロシア、ザハロワ報道官
Facebookライブで国民の質問に回答
絵本の読み聞かせ動画をYouTubeで配信
人手不足の医療現場に復帰
フェイクニュースにユーモアで対応
災害などの危機が迫ってくると、どこからか生まれてしまうのがフェイクニュース。ロシアでは「ウイルス対策で外出を制限するために、プーチン大統領が街中にライオン500頭をはなった」という情報が3月末に人々の間で拡散しました。しかしその投稿についていた画像は、ロシアではなく別の国で撮影された昔の写真だったことが判明。 このフェイクニュースに対してコメントを求められた、ロシアのザハロワ報道官は、「ロシアにはクマがいるから、ライオンをはなつ必要はない」と回答したとか。フェイクニュースに、ユーモアを加えて応じたことで、話題となりました。
1
2