永瀬正敏、デビュー40年でも学生達の自主映画に出演「僕も学ぶことがある」
映画『ションベン・ライダー』のデビューから、今年で40年目を迎えた永瀬正敏さん(55)。ますますステキな男の色気を放っていますが、その永瀬さんの魅力を堪能できる、小川洋子さんの小説を日本と台湾が合作で映画化した『ホテルアイリス』が全国公開になりました。
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リゾート地を舞台に、若い女性・マリがあるとき出会った中年の男(永瀬)と、濃密な愛の世界に溺れていく本作。これまでの永瀬さんのキャリアから、外国のキャストやスタッフと組むことで感じる面白さや、永瀬さんが常々、ご自身の財産だと語っている“出会い”について伺いました。永瀬さんが溺愛している猫ちゃんの貴重なお話しも!
――オファーを受けたときのご感想は。
永瀬正敏さん(以下、永瀬)「やっとこういう役ができる、お話をもらえる年齢になったんだなと。僕らが若い頃、海外では結構こうした作品が多かったりして。まあ日本でも谷崎潤一郎さんの作品とかにはありますけど、いつかそういう役がやれればいいなと思っていたジャンルのひとつだったので、お話をいただいて嬉しかったです。
ただ原作では、僕の役の年齢が少し上で、マリは逆にもっと下だったので、僕でいいのかなと。でも映画では僕の役の年齢を少し下げて、マリは少し上げる形にしながら、原作にある世界観を壊さずにリアレンジした面白さを出していきたいと、プロデユーサーさんがお話しされていたので、それでしたらぜひと参加しました」
――マリを演じた台湾の女優・陸夏(ルシア)さんは、本作が映画デビュー作です。先輩として、現場で何か気を配られましたか?
永瀬「現場に入ってしまえば、キャリア的なものはもう全くフラットになると思っています。とはいえ、こうした作品なので、彼女の肌の露出があるシーンでは、カットのあとにスタッフの人がバスローブなりタオルなりを持って来られるまでは、見えないようにしていました。それくらいですかね。女優さんですから、撮影中は腹が据わっていましたよ。本人は日本語を心配していましたが、そこも全然問題ありませんでした」





